遠隔授業ってどうなのよ?

オンライン授業について思うこと

今や新型コロナウィルスの影響で“オンライン授業”、”オンラインセミナー“

などが大学、企業、一部のスクールで取り入れられていますね。

今は zoomがそこら中で使われています。

東京大学、三重大学(ここは前期の講義全部オンラインにするとの

こと)。一部私立大学などではオンライン授業が行われます。

しかし、オンラインというか、インターネットを使用した

Distance learning(遠隔授業)は本当に昔からありました。

※Distance learning is a way of learning remotely without being in
regular face-to-face contact with a teacher in the classroom

1996年ころアメリカから帰国して、大学の非常勤を始めたころに

お二人の大物の教授が、

「これからはインターネツトやコンピューターを使用した学習が

盛んになり、もう学校はいらなくなるかもしれない。」

とまで言われていました。

そのころ丁度、インターネットがブームになり、様々な分野で

インターネツトを使った〇〇というのが流行っていました。

私も大学の授業の中で、テキストなどを決めないで、学生たちに

インターネットを使用してアクティブに授業に参加するという試みを

行っていました。

ただ、アメリカと違い、日本は土地が狭く大学に通えないほど

遠くに住んでいるというケースは稀です。本来の意味での

distant learningというより、インターネットを駆使して、

世界と繋がるというコンセプトのもとで、

情報収集を英語でする、こちらから英語で情報を発信する、

交流するというようなことをやっていました。

本当なら学生たちが、大学に来なくてもできることなのですが、

大学には来て、クラスを受けるために教室に来るというのは一応大学の

鉄則なので教室には来ていました(笑)

しかしある教授は、時間を決めず、コンピューターの部屋で自由に一定の

時間の間学習させるということもやられていました。

最近ではAIが発達してパソコンに向かってもくもくと授業をしている

塾も出現して、効果を出しているといいます。

確かに、英語学習も、AIが組み込まれた英語プログラムをやっていれば

その学習者の弱みを分析してくれて、更にそのような問題を出して弱点

を強化してくれるでしょう。

クラスの中で発言したり、先生に対面して答える必要もなく緊張もしないかも

しれません。

AIを駆使したプログラム、パソコンソフトを使った学習、Zoomなどの

オンラインの授業!ホントに今流行っています。

(コロナで致し方ないというところもありますが)

アメリカではもう小学校から全面的にオンライン授業!

オンラインは便利だし、コロナ騒ぎのときなどに有効です。

しかしやはり限界もあります。

アメリカの有名な大学、Harvard, マサチューセッツ工科大学(MIT)

などでは10億人に対する無料授業という名で誰でもどこでも受けられる講義を

オファーし始めました。

それは、大学レベルの授業を無償で提供するedXというオンライン授業

プラットフォーム。

https://www.edx.org/

edxは大学レベルの授業を受けられるだけで単位は付与されないことに

なっているのですが、MITがedxの無料オンライン講座を受講した学生に

単位を付与するパイロットプログラムを発表し話題を呼んでいます。

http://news.mit.edu/2015/online-supply-chain-management-masters-mitx-micromasters-1007

しかし、これも本気でやらないとなかなか難しく、私の周りでは

慶応大学の大学院に在学していた優秀な学生さんが、このedXで

コンピュータープログラミングをマスターした!という以外

これを終えた日本人の話を聞いたことがありません。

オンラインで博士号を取ろうとしている教授もいらっしゃいましたが、

やはり年に3,4回以上は現地に行かねばならず、なかなか学位取得に

長い時間がかかったようです。

何がいいたいかといいますと、やはり、私はface to faceの授業が

好きです。

最近コロナでお亡くなりになった天才的コメディアンの志村けんさんの

言葉にこんなのがありました。

“コントは、お客さんの反応や間(ま)、これがすごく大切!”

私たち教師にも、学生の反応、間(ま)、表情、ポロっとでる本音、

眠そうな目、キラキラしたやる気のある目!

これをじかに感じて授業をするのがベストなんです。

これからもパソコンやインターネットの力も借りながらも、

うまく対目授業やテクノロジーを併せたBlended learning 

(ブレンドされた学び)を提供していきたいと考えています。