大学の授業で、よく学生に質問をします。
テキストのトピックに関連していることについてなんですが。
英語で質問して、「まあ答えは日本語でOKだよ」といいます。
なのに。。。
アメリカの大統領選挙(直接選挙)vs 間接選挙(日本の議会制度)の話で、
「うーん、アメリカは直接選挙といっても、本当はちょっとクッションがあるよね。」
と選挙人制度の説明をして、
「みんなが人気のある人を本当に直接選ぶとしたら、よくわからないと大変なことになるよね。」
「例えば、総理大臣を選べと言われたら、誰を選ぶ?誰でもいいから思いつくまま言ってみて。」
「チーン(無言)モゴモゴ」
小さい声で
「頭のいい人」
「カッコいい人」
誰でもいいというのに、誰も名前が答えられない!
「死刑制度はどうなのか?」という教材を扱ったときに、
「死刑制度があれば、ひどい犯罪が減ると思う?」
「チーン」(無言)
または小さい声で
「いいえ・・」
「なんでそう思う?」
「チーン」
私は日本語で質問しているのに、なかなかパッと答えられません。
私が見てきた、AO入試、推薦入試の大学受験をする高校生にも、こういう予期せぬ質問に答えるという特訓をしました。(日本語ですが)
勿論、学生たちにも脅かしておきましたが、就職の面接でもこういう予期せぬ質問されるかもしれないので、頭をクルクルっと早く回転させて、返答できるようにした方がいいよ! と
英語のスピーキングテスト(TOEFL,TOEIC)でも、予期せぬ質問が盛りだくさんあります。
問題集から例をあげましょう。
「もし今日の世界で一つ変えることができるなら、それはなんでしょう?」
What kind of dinner would you have and what would you talk about?
Include specific examples and details in your explanation.”
「もしあなたが、有名な人(亡くなっていても、生きていてもどちらでもいい)と夕食を食べるなら、どんなディナーを食べて、何について話しますか?」
1分以内に、ちゃんと具体的な例をあげながら話すのです。
やたらに長くダラダラ話してもダメですし、短すぎてもダメです。
もし、何を言っていいか全然わからないなら、まずは日本語でもいいので、しっかり答えられるようにしてみましょう。
こんな練習を日頃から、練習するといいかもしれません。
テストに限らず、日本人ではない、全然物の考え方や見方が違う人からも、いろんな質問をされることがあります。
欲を言えば、“WHY? ”という質問に対しても、なぜそう考えるのか言えるようにするといいでしょう。
きちんと意見があれば、英語もついてきます。
頑張りましょう!