これを知ったのは、15年くらい前のこと。
「おお、TOEICにもSpeaking and writing test があるのか?」
と、さっそくテキストを買ってみましたが、滅茶苦茶いいテストなんです。
前に、公立大学で使ってみました。
ネーティブの先生が「これはいい!」と見て、買われました。
学生たちの評判もよかった!
これが作成されたのは、TOEICの「Listening and Reading」
いわゆる普通のTOEICの聞くテスト、読むテストで900点以上あっても、英語は話せないし書けないという人が沢山いるということで、これができたそうです。
とても実践的で良いテストなんですが、あまり知られてないというか、受験者数もL and R テストに比べると多くないようです。
名古屋の会場で3回くらい受けましたが、人数が大変すくなかったので驚きました。
ただこれは、ビジネスのシチュエーションが多いので、ちょっと高校生とかには難しいかもしれません。
Speaking testも同時に行われるのですが、先週はSpeaking testについて説明しましたので、今週はWriting testについてです。
勿論同時に行われ、やはりパソコンに入力していく形になります。。
1. 写真描写問題 (Write a sentence based on a picture)
5問あり8分でやります。
与えられた2つの語句を使って、写真の内容に合う文を1文書く問題。
(例)
write/ notebook
これを使い1文書きます。
採点ポイントは、
(2)写真に基づいた文であるか、文法は正しいかなどがチェックされます。
比較的易しいかも?
その後は、
2. Eメール作成問題 (Respond to a written request)
2問あり、各10分でやります。
コンピュータ画面上のEメールを読み、指示に従い返信のメールを書く。
指示に従うのが大切です。
指示とは、make TWO requests(2つのリクエストを書け)
とか、ask TWO questions and make ONE request(2つ質問して、1つのリクエストを書け)
などです。
なかなかいい練習なので、過去にパソコンを使う授業の時にこの課題を出した事がありますが、みんなものすごーく時間がかかりました。(添削も大変でした)
この問題は、練習して一番役に立つのかなと思います。
高得点ポイントは
(2)与えられた指示や情報に基づき、自分の考えを伝えられているか?
(3)接続語が適当で、理路整然としているか?
(4)文体が適切か?意味が明瞭か?文法の間違えが少しあっても意味が伝わるか?
3. Write an opinion essay (意見の述べる問題)
1問(30分)
提示されたテーマについて、論拠を示しながら自分の意見を説明する問題。
300語以上
(例)
「多くの会社は従業員にプロフェッショナルな服装をすることを要求しますが。ある会社は1週間に1回、カジュアルな服を着ることを認めています。これはいい考えか?理由を書いて、自分の意見を裏付けるような理由、または例を書きなさい」
これが一番のネックです。英会話ペラペラの人でも、まず300字書くのに苦労しますし、書いても、意味が通じない、または、変な方向に話がいってしまう。
ライティングは大人数できちんと教えるのはものすごく難しいし、マンツーマンでもかなりの時間と労力がいりますし、急にライティングがビューンと伸びるのは難しいので時間をかけないといけませんが、学ぶととても役に立ちます。
分かりやすく、理路整然と話すのにもつながります。
採点基準は。。
(2)理由や論拠、例、補足説明が書かれているか?
(3)論理的か?
(4)正しい語句を使っているか?語彙はどうか?文法は(完璧でなくてもいいが)どうか?
(5)意味が明瞭か?
などです。
本番ではパソコン画面に語数がでるので、あと100字足りないな?とかわかります。
大体書いて、後でどんどん付け足すといいです。
先週に続いて、TOEIC Speaking and Writing testについて書きましたが、仕事で英語をちゃんと使えるために訓練するには実践的で、すごくいいテストだと思います。
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?