アメリカ人と肥満

日本に比べると、アメリカ人の肥満は深刻のようです。

日本食ブームなどが起こり、またオーガニックスーパーが前より増えた感じがしましたし、健康志向も言われているので、ちょっとはマシになったかと思いきや、米ハーバード公衆衛生大学院(HSPH)のチームが最近の研究で、

「米国人の肥満をこのまま放置すれば、10年後には国民の50%以上が「肥満」と判定される。」

こんな警告を発しました。

米国の成人600万人以上が自己申告した体格指数(BMI)を分析していて、過去にほとんど例のない州レベルの分析では、10年以内に全米50州の全てで肥満率が35%以上となり、南部や中西部を中心に計29州で50%を超えるとのとのことです。

まあ、人種の問題、年収の問題、教育の問題もありますが、一概にやはり食生活と運動不足でしょうか。

まず食生活ですが、食べる量が多いし、なんだかfattingなものを食べている。
例えば、オイリーなもの、脂肪たっぷり、シュガーたっぷりの食べ物が多いです。(魚はあまり食べないし)

私も含めてでしたが、留学して数か月であっという間に体重が増えました。(学生寮の食べ物はとても太りました)
レストランで注文すると一人前の量が多すぎて、一人前を2,3人でシェアできるくらい。
家でもあまりこみ入った料理をしない人が多く、オーブンでどーんと料理するものが多いかな。
よほど健康への意識が強くないと、太りますね。

また、住んでいる場所にもよりますが、郊外なんかに住んでいると、歩かない!ほとんど車で移動するから、歩くことがあまりない。
下手すると、歩いた距離が車でスーパーの駐車場からスーパーまで歩いたとかいう日もよくありました。

子供たちも、学校はスクールバスで行くので歩かない。
日本みたいに、学校で部活とかないから、コミュニティーのスポーツチームに属さないと、運動もあまりしなし。

だから意識して、ウォーキング、ジョッギングしたり、地域のジムに通うとかしないと、太らざるをえませんな。(子供はあえてスポーツをするか)
「あ、この人お腹も出てないし、スリムだな」と思う人は大体、意識して運動しているか、食べるものをめちゃ気を付けているようです。

Obesity in the US (アメリカでの肥満)という番組でもありましたが、この国民のepidemicと言える肥満をなくすには、大人にも子供にもカロリーの接種のことや、どんなものを食べたら太るのか、どんなものを食べたほうがいいのかを教育していく必要があるといっています。

番組の中で、すごーい量のソフトドリンクをガブガブのみ、何人前?と思われるような多い量の食事をしている家族に、カロリー摂取のこと、食べるものの選択を教えていましたが、全然そういう知識がないようでした。

何が言いたいかといいますと、もし将来アメリカに住む機会があったら、食事、運動は気を付けていきましょうということです。
今はよほど田舎でない限り、日本食や材料も手に入るので、頑張って日本食を作るとかするといいかもです。

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