これを知ったのは、１５年くらい前のこと。
「おお、TOEICにもSpeaking and writing test があるのか？」
と、さっそくテキストを買ってみましたが、滅茶苦茶いいテストなんです。
前に、公立大学で使ってみました。
ネーティブの先生が「これはいい！」と見て、買われました。
学生たちの評判もよかった！
これが作成されたのは、TOEICの「Listening and Reading」
いわゆる普通のTOEICの聞くテスト・読むテストで、９００点以上あっても英語は話せないし書けないという人が沢山いるということで、できたそうです。
とても実践的で良いテストなんですが、あまり知られてないというか、受験者数もL and R テストに比べると多くないようです。
名古屋の会場で３回くらい受けましたが、人数が大変すくなかったので驚きました。
パソコンのある部屋に入り、パソコンのヘッドセットに向かって話して録音するのです。
ただこれは、ビジネスのシチュエーションが多いので、ちょっと高校生とかには難しいかもしれません。
Writing testもありますが、今回はまず、Speaking testについて説明しますね。
1. 音読
２つの短いpassageの音読があります。
その後は、
2. Describe a picture
写真があり、それについて、何が写っているかを４５秒で説明するという問題。
3. Questions ☆ Respond to the questions
短い質問が３問流れ、それに対して１，２，は１５秒くらいで答える。
３は、３０秒で答える。
（例）
「一番最後にエクササイズ用の服を買ったのはいつ？」
”Where do you think is the best place to buy exercise clothing?”
「エクササイズ用の服を買うのにはどこが一番いいか？」
”Which of the following would be your biggest concern when buying exercise clothing?”
”Design Price Function”
「エクササイズ用の服を買うのに、どの点が一番大切か？」
「デザイン、価格、機能」
4. 表や、プログラムなどの情報があり、質問者が電話で、その表やプログラムがないから、内容を教えてくれという大変実践的な問題。
（こういう状況、実際にありますよね！）
（例）〇〇の会議のプログラム失くしたんだけど、教えてくれるかな？
（２）ランチは無料で提供されるんだよね？（実は違う）（１５秒）
（３）午後からのプログラムについて詳しく教えてくれないか？（３０秒）
5. 問題がある状況を聴き取り、それに対する解決策などを考えて、折り返し電話してメッセージを入れるというもの
答えるのに１分
例えば
〇〇フォトスタジオの売り上げがここのところ全然だめだ。
お客さんを沢山集めて売り上げを伸ばすにはどうしたらいいと思うか？
アィデアを押してくれ。ｘｘｘに電話してくれ。
（これも咄嗟に考えて話すわけだから大変ですが、実践的ですよね）
6. 意見を述べる（１分間）
あなたは賛成か、反対かとか、何が一番大事だと思うかなど。
これは練習が沢山いりますな。
（例）
”Others prefer to wear casual clothes.”
”Which do you prefer to wear and why?”
「ある人は仕事でビジネススーツを着るのを好む。」
「またある人は、カジュアルな服を着るのを好む。」
「あなたはどちらがいいか？なぜですか？」
プライベート英会話レッスンで、よくこのテストを使いましたが、かなり英語が話せる人でも、時間も決められているし、頭がグルグルとなり、なかなか悪戦苦闘する人が多いです。
でも、本当に実践的なテストなんです。
これからも企業で、TOEIC Listening and Readingだけではなく、こちらのSpeaking and Writingのtestのスコアも出すように要求してくるところも増えるのでは？
何にしても、本当にいいテストです。
勉強して、挑戦してみてはいかがですか？
来週はトイックライティングテストのことを書きますね。
