英語のレクチャーや、お話を聞いて大事なところをメモしたり、ノートをとったりするのはとても大事なスキルなのに、あまり教えられていませんよね。
一度、優秀な公立大学の学生にノートテーキングやらせたのですが、みんな殆どできませんでした。
私もアメリカの大学、大学院での授業の時など、ノートテーキングは必須でした。
(私の場合は、聴いたことをまとめて日本語で書いちゃいました。)
人それぞれ、自分にあったやり方を見つけるのが大切です。
1. 準備段階:聞く前の準備
トピックを事前に把握する
可能なら、講義のタイトル・概要・関連用語を予習。知らない単語をチェック。
よく出る単語やフレーズを覚えておく
“Let me begin by…”(まず…から始めます)
“This brings me to my next point…”(次のポイントに移ります)
“In conclusion…”(結論として)など
2. 聞いている間:ノートの取り方
すべて書こうとしない!
→キーワード、数字、トピック、話の流れをメモする。
略語や記号を活用
“w/” = with
“b/c” = because
“→” = leads to / result
“ex.” = example
“↑” = increase, “↓” = decrease
聞き逃しても焦らない
次に注目すべきは「話の流れ」と「キーワード」。
完全に理解しなくてもOK!
3. 聞いた後のフォロー
ノートを見返して整理する
メモを読み返し、不明な単語・内容を調べて追記。
(読めなかったら意味がないですもんね)
その他。。。
話を聞くときに注意すべきサイン(言い回し)
“Now let’s move on to…”
“Another important point is…”
※強調サイン(大事なこと):
“What’s really important here is…”
“Keep in mind that…”
※例示サイン(例を出す):
“For instance…”
“Let me give you an example…”
略語や記号を使うのも効果的です。
以下に、英語のレクチャーでよく使える略語や記号を具体的にまとめました。
1) よく使われる略語・記号一覧
一般的な略語
e.g. for example(例)
i.e. that is(つまり)
vs. versus(対する)
etc. and so on(など)
info information(情報)
def definition(定義)
diff difference(違い)
imp important(重要)
ex. example(例)
Q question(質問)
A answer(答え)
2) よく使う記号・マーク
→ leads to / therefore / result(結果)
← comes from / reason(原因)
↑ increase / rise(増加)
↓ decrease / drop(減少)
= is / means(~である、意味する)
≠ not equal / different(違う)
+ and / plus(加えて)
- less / minus(減って)
? approximately(おおよそ)
! important / 注意すべき点
* keyword / 強調
? not sure / 要確認
3) 自分用略語(カスタムもOK)
自分がよく使う言葉を略すのもOK!
gov government(政府)
edu education(教育)
env environment(環境)
tech technology(技術)
prob problem(問題)
sol solution(解決策)
もし英語レクチャーを日本語でノートする場合のポイントについて
1. キーワードは「英語のまま」
「importantと言っていた」
動詞・名詞・形容詞などのキーワードはなるべく英語で残すことで、後から復習しやすくなります。
2. 「聞いたまま書こう」としすぎない
→ 全部書こうとすると間に合わないし、理解が浅くなります。
代わりに
自分の言葉でまとめる
聞き取れた部分だけを書いておいて、後で補完する
3. 気づき・疑問もメモしておく
「この言い回し使えそう!」
「この単語の意味よくわからなかった」
→ 後で辞書やスクリプトで確認して理解を深められます。
4. 後で「英語に変換」してみると効果倍増!
例えば、授業後に
日本語でメモした要点を、英語に言い換えてみる
短いサマリーを英語で書いてみる
これは英語スピーキングやライティングにもつながる復習法になります!
まとめると、 全部日本語で書いてもOKだけど、英語のキーワードを残すことで理解が深まりやすくなります。
今、手元に、アメリカの大学院の授業で取ったノートがあるんですが。
やはり日本語の中に英語が混じっています。(私しか読めないノート)(笑)
簡単なものからスタートして、ノートテーキングの練習をしてみてください。