留学する前、留学した時にやるべきこと

今はスマホ1台あれば、留学中でも毎日LINEで日本の家族と話せるし、SNSで友人と簡単に連絡が取れる時代です。
でも昔はそうではありませんでした。

私が留学した頃は、SNSもスマホもなく、日本の家族や友人とはほとんど連絡が取れず、完全に“現地の環境にどっぷり浸かる”しかなかったのです。
その孤独が、結果的に「英語で考える力」や「伝えようとする力」を育ててくれました。
だからこそ、今の留学では、意識的に“英語だけの環境”を作る努力が大切です。

今回は、留学をより有意義にするために、出発前にやっておくとよい
英語の勉強法と、留学中に気を付けるべきことも紹介します。

(留学前に)|留学前にしておきたい「英語の筋トレ」

1. 瞬間英作文トレーニング

– 日本語の短文を見て、すぐ英語に直す練習
– 例:「私は毎日コーヒーを飲みます」→ “I drink coffee every day.”
– おすすめ:『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』

● 英語日記:1日1文でOK!

– 今日の出来事や気持ちを英語で書く
– 例:“It was raining, so I stayed home all day.”

慣れたらどんどん長い文を書いて、ChatGPTなどに添削してもらうといいでしょう。
書く力は本当に留学してから大切です。

● 会話のつなぎ表現を練習しておく

– “Well, let me see…”, “That’s a good question.”, “I think I agree, but…” など
– 会話中に沈黙せず、自然に続ける練習になる

2. 語彙より「英語の思考回路」を作る
● よく聞かれる話題を英語で準備しておく

– 自己紹介、趣味、なぜ英語を学んでいるか、日本の文化について
– 例:“I’m from Nagoya. I study sociology and love Japanese art.”
(最低自己紹介はできるようにしておきましょう。)

● 日本語→英語変換の「回路」を作る

– 頭の中で「独り言英語」練習をする
– 例:(冷蔵庫の前で)“What should I eat today?”

● 言い換え力をつける(語彙に頼らず説明する)

– “microwave” が出てこないとき: “It’s a machine to heat food quickly.”

● スマホの言語設定を英語にする

– スマホの「設定」→「言語」→「English」に変更
– 通知・メニュー・アプリの表示すべてが英語になり、自然とリーディング力が鍛えられる
– 留学先でのスマホ操作にも強くなる!

3. 現地で差がつく「聞く力」の準備
● ネイティブの話すスピードに慣れる

– 留学先では先生も友達も、教科書英語のスピードでは話してくれません
– NetflixやYouTubeで字幕を英語にして、ネイティブの会話をシャドーイングしてみる

● 聞いて理解するだけでなく、口に出す練習を

– シャドーイング:スクリプト付きの動画で、聞いたとおりにすぐ復唱する
– 音とリズムの感覚を鍛えれば、聞き取り力もアップします

あと、(留学中に気を付けること)
SNSとのつきあい方:英語環境の妨げにならないために

● 日本語のSNSをずっと見ていると「英語のスイッチ」が入りにくい

– (週に1回など、自分のルールを決める。)

● 英語アカウントをフォローする

– 海外のYouTuber、英語学習インフルエンサー、大学公式アカウントなど
– 毎日“なんとなく英語”を読むことが習慣に

● SNS投稿も英語でやってみる

– Instagramで「英語キャプションだけの日」を作る
– 例:”I had sushi for lunch today. It was so fresh!”

現地にいるのに、日本語に囲まれている状態ではもったいない!
英語に「意識的に浸る習慣」を持つことが、留学成功のカギになります。
留学に出発前にできるトレーニングをしっかりして、留学先でも現地にできるだけ溶け込んで頑張りましょう!

(おまけ)どこにでも、日本人の学生のコミュニティがあるので、そこにどっぷり漬からないことが大事です。
これじゃ全然英語が上達しません!