日本語の英文法の本を読もう!
英文法というとアレルギー反応を起こす人も多いですね。
確かに日本の英文法で習う項目にはいかにも難しそうな
ネーミングがついていますね。
面白いのは、アメリカ人などは、こんな小難しい文法用語など知りません。
笑えたのは、私がアメリカの大学院のTESOL(英語教授法)のコースで
英文法のクラスがあった時に、教授が文のストラクチャーを説明されていました。
文法用語使って説明していましたが、現役のアメリカ人のESL(外国人の生徒に
英語を教える科目)の先生たちも、“ん?何?あまり知らないぞ”
という表情をされていたのを思い出します。
私は文法用語に関しては日本で鍛えられていたので理解できたので、
これには少し驚きました。
日本の文法参考書はすごくいいと思います。
人によっては、日本の文法書はいかにもbig wordをつかって難しそうに書いてある
からダメだという人がいますが、私は簡潔に説明できていいかと思います。
「ね?これは三人称単数のSでしょ?(Third person singular)」
「これは副詞句(adverbial phrase)でしょ?ほら、動詞を修飾している。。」
私は英文法に関しては日本語でこんな風に説明するのがベストだと思います。なんでも英
語で教えようという動きもありましたが、不能率極まりない。
私が英会話を教えている生徒さんが、一度短期でアメリカの大学の英語コースを
受けに行ったことがあり、話を聞いてみたら、英文法に関しては
まあ回りくどいこと。 日本語で説明したら30分くらいで終わるのに
アーダコーダととっても長いレッスンになっている。
また、大学でイギリスのテキストを使って文法を教えるクラスが
ありましたが、大変やりにくかったです。みんな英文法用語は日本語で
インプットされているし、そのアプローチも効率悪かった。
私たちが日本語の文法に疎いように、ネーティブも、また海外の帰国子女
も、文法に関して、どうしてこうなるのか。。と説明するのは難しいのです。
帰国子女の学生に、TOEICの文法を教えているときに、
「ここはなんでこの答えなの?」
と聞いても、
「いやあ、なんとなく。。。フィーリングですね」
という答えがすごく多かった。
母国語のように自然に身についているのでしょうね。
外国語として英語を学ぶ私たちはそうはいきません。
私は日本人は日本人のやり方で英文法を身に着けるのがいいと思います。
何度も書いてますが、英文法は大事ですから。。
中高生の方はまだ英文法の参考書など手元にあるかもしれませんが、
大学生、社会人になるとすぐ手元にありませんね。
是非、一度読んでみるといいです。
何度も読んだら、構文や言い回しなど
覚えてみる。そして実際に英文を書いたり、話したりしてみる。
そう。知識を実践に変えないと意味がありません。
だんだん英語を書くのも、話すのも自信がつきます。
一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?