英語で日本の今を発信する

むかーし大学の英語学会にゲストスピーカーで、有名な言語学者の 故.鈴木孝夫先生が来られました。
大学の英語の先生の集まりの中で、

“日本人はみんがみんな英語を勉強しなくてもよろしい!
一部のエリートだけがやればいい!“
“それよりも日本語を世界に広めよう!!”

というお話には驚きました。
しかし、深く同調したのは、

“英語でいろいろ情報を取るだけではだめで、もっと日本から発信しよう!“

というメッセージでした。

その当時はまだインターネットが導入され始めたころで、大学でもそろそろ使い始めたとこでした。
しかし、それ以来授業で、この“日本について発信する”プロジェクトを行っています。

10年前くらいは、学生たちに英語でブログを書かせ、アメリカの大学生のクラスを交換して読んでもらってコメントを書いてもらったりしました。
また、ビデオカメラを貸し出して(そのころはスマホなど今ほど普及していなかった)、日本の今に関してテーマを決めて、YouTube にアップして、私の大学のホームページから発信しました。

これには学生たちも大喜び!アメリカ人の学生の書く、日本語のブログを読み、コメントをしたりしながら、自分の英語ブログをアメリカ人の学生たちが見てコメントをくれることに大興奮していました。

You tube projectでは10万回以上アクセスがあったのは
“Japanese Toilet” “Kaiten zushi”だったかな?

それ以来、ここのところ10年くらい毎年やっているのは、その年に日本で話題になったことを一つ取り上げ、調べて、パワポで発表させるというもの。
毎年の学生たちの選んだテーマをざっと見ると、その年がどんな感じだったかわかります。

今年は、皇室スキャンダル、大谷祥平、”進化するマスク“ Tokyo Olympicsに関連するもの、電車で多発する事件、“スタバ47都道府県フラペチーノ”などや、hotなミュージシャン、映画、you-tuber, Tick Tockの話などいろいろです。
去年はやはりコロナ関係のプレゼンが多かったかな?

勿論学生たちの書いた原稿は直すので、なかなか大変な作業ですが、みんな頑張ってやります。
勿論著作権の問題もあるので、外には発信できませんが、自分の国で何が起こっているのかなど考えて、リサーチし、英語でまとめ、パワポで発表するのはいい練習になるかと思います。

アメリカにいるときに、私の身近なものを写して、そのフィルムをスライドにして、スライドショーをやったものでしたが、大変大好評でした。
今はパワーポイントなんてツールがあるから、留学する前の高校生や大学生にそのようなパワポを作成してはどうか?と提案しています。

英語も、受け身で読み、情報を得るだけではなく、発信するといいかと思います。
今ではTwitterもあるし、Facebookもインスタもあります。
勿論、いろいろ制限をかけて、安全にやらないといけませんけどね。

あ、私もたまにやらなきゃ~

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