アメリカにはいいところも悪いところもありますが、いいものは取り入れたらいいかなと思います。
これはいいなと思ったのは、アメリカの家族の夕食の時間です。
勿論、様々なエスニックバックグランド、経済状態、家庭の状況などいろいろありますが、
ここでは、典型的な中流家庭のディナーの風景です。
まずは、みんな揃って食べます。
いかにも家長という感じのお父さんが、お祈りをして(宗教によりますが)食事はスタート。
家長のお父さんがお肉を切り分けたりします。
一番素敵なのは飛び交う会話です。
お母さんやお父さんが子供たちに、
「今日はどんな日だった?」
“How was school?”
「学校はどうだった?」
と優しく聞くと、子供たちがアーダコーダと話し始めます。
勿論、海外ドラマにあるように、気難しい子供もいますし、反抗的な子もいます。
またお年頃だと、
「別に!」
ということもあります。
でもこの飛び交う会話が楽しい!
子供たちは、大学に行くと、必ずと言っていいほど家を出ますから、毎日の食卓を囲むのは高校生までかな。
そこで、食事の前に感謝して祈ることや、食事の作法を学び、食べている途中で退席したりしてはいけないし、するときは “Excuse me” といい、理由を言わねばなりません。
前に読んだ英語のテキストに、こんな話がありました。
お父さんが毎回ディナーの時に、子供たちに、
「お前たちが他の人のためにしたこと一つはなんだい?」
と聞くのです。
そう、お父さんが一ついいことをするように子供たちに教えていて、それを毎回聞くんです。
「お年寄りのおばあさんの思いバックをもつの手伝ったんだ!」
とか、
「Tomにおやつを分けてあげたんだ」
とか、ホノボノとした光景です。
うーん、日本では、お父さんの仕事の帰りが遅いし、子供たちも塾でいないとか、時間が合わないことも多いですね。
私も自分の子育ての時は、このような時間を毎日持つことは難しかったです。
でもこういう家庭でのほのぼのとした夕食の時の会話は日本のファミリーでもするといいかと思います。
「今日はどうだった?」
素敵な質問ですね☆