海外にでたくない若者たち

毎年、大学の授業の教材で、

“Where is the best place to live?”
「住むならどこがいいか?」

という読みのものがあります。
それで、この質問を学生にいつもします。(外国語を専門としない、理系、文系の学生です)

すると、
「愛知、名古屋、岐阜、my hometown」
などローカルな場所ばかり。
たまに東京、北海道、沖縄とかありますが、海外の名前はあまり出ない。

「えええ?海外は?ニューヨークとか、ロンドンとかどうなの?」と聞いても、
”It is dangerous. No English. Too much crime”
などと片言英語で答えてきます。

前に、愛知県は地元の産業がしっかりあるし、外に出なくても居心地よく働けるとかいう記事を読んだことがありますが、このおらが町の傾向は愛知県に限らないようです。
特に男子学生にその傾向が強いと朝日新聞の記事にありました。

文部科学省は若者を世界にもっと出て行かせようと、「とびたてJapan」というプログラムを作り、いろんな奨学金をだそうとしていますが、若者が自ら外に行こうとしないと話になりません。
https://tobitate.mext.go.jp/program/index.html

これは1か月から1年にわたる期間の間に希望の国を選んで留学できる文部科学省スポンサーのプログラムです。
特に自分がこんなことをやりたいというプロジェクトを実行するというプログラムも魅力的です。

うーん、確かに日本はいいです。住みやすい。
私も高校、大学、夫の駐在など8年ほどアメリカに住みましたが、やはり日本は最高です。
安全だし、銃はないし、なんだかツーカーでお互い理解できるし。。

でも若者たちには、海外をみてから日本が一番だと言ってほしい。
勿論、帰国後は日本が一番と思わず、海外に住みたくなる若者もたくさんいるかもしれません。

旅行ではなく、とにかく一度海外に少しでも滞在してみることを進めたいです。
それから「日本が一番いい」とかいってほしいもの。

日本の良さ、悪さが見えるということだけではなく、今まで自分が当たり前と思ってきた価値観が変わる。
なぜかというと、日本人ではない人達と触れ合うことにより、ものすごくいろんな考え方があるのだと気づきます。
異文化の人々とコミュニケーションをとることにより、「心に新しい扉を開けてくれる」気がします。

コロナが治まったら、海外に出ることを若者たちに勧めたい☆

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