英語での自然な頼み方

英語で誰かにお願いするとき、こんなふうに感じたことはありませんか?

– “Can you…?” だと強すぎる気がする…
– “Please”ばかりで不自然になってしまう…
– 丁寧にしたつもりが、逆に回りくどくなった…

英語には、「命令にもならず、恐縮しすぎず、スッと伝わる頼み方」がたくさんあります。
今回は、ネイティブがよく使う「ちょうどいいお願いの自然な表現」を、場面別にご紹介します。

1. 丁寧すぎずフランクすぎないお願いの定番

英語では「Could you ~?」「Would you mind ~?」が非常にバランスのよい表現です。
☆例:

– Could you send me the file when you get a chance?
– Would you mind checking this for me?

さらに応用

– Could I ask you to double-check this part?
– Would it be possible to move our meeting to Friday?

2. 忙しい相手への“気配りフレーズ”をプラス

相手の都合に配慮したいときは、以下のような言い回しを加えるのが効果的です。
☆使える表現:

– If it’s not too much trouble, could you…?
– Whenever it’s convenient for you, …

☆例:

If it’s not too much trouble, could you review the attached document by tomorrow?

補足:
“at your earliest convenience” もよく使われます。

– Please respond at your earliest convenience.

3. 親しい人への「やさしい頼み方」

友人や同僚など、少しカジュアルでもOKな相手には、次のような表現も自然です。
☆例:

– Would you be able to help me out with this?
– Do you think you could take a quick look?
– I was wondering if you might be able to help.

補足:
この表現をメールで使うと、次のようになります:

– I was wondering if you’d be available for a quick call this afternoon.

4. “Please”の使いすぎには注意!

「お願い」と言えば“Please”ですが、これを毎回使うと機械的な印象を与えることがあります。
X不自然な例:

Please send me the document. Please check the numbers. Please let me know.

改善案:

Could you send me the document when you have a moment?
Let me know if you need any clarification.

補足:
まったく“Please”を使わないのも不自然になる場合があります。
適度に、でも機械的にならないようバランスをとるのがポイントです。

英語でのお願いは、「単に伝える」以上に、相手との距離感や配慮が大切です。

– “Can you~?”より “Could you~?” “Would you mind~?”
– 忙しそうな相手には “If you have time” “If it’s not too much trouble”
– 丁寧にするほど “I was wondering if…” などで距離をとる。

こうした言い方を身につけると、頼みごとがスムーズに伝わり、信頼感もアップします。

(おまけ)私の高校留学でのホストマザーは、私に頼むときには、

“Yukari, do you want to feed the dog?”

などと、断れない感じで頼んできました。勿論家族全員にもですが。

皆さんも上手にお願いができるようにしましょう!

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