英語と聖書

英語と聖書

大学生の時、TV局でドキュメンタリー制作の通訳のお手伝いを
しました。

その時に知りあった、元新聞記者で世界を周って、その局で

アナウンサーをされていた方が言われました。

「本当に英語を勉強したければ、シェークスピアと聖書を理解
したほうがいい。学会でも政治の場でも、多くの人が普通に引用する
からね」

と言われたのを鮮明に覚えています。

シェークスピア研究はできなかったけど、聖書の方は
よく読みます。

教会で通訳のボランティアをさせていただいている
こともあり、英語のバイブルも読みます。

まずは名前が面白い

(聖書に出てくる名前)  (アメリカで普通に使われている人名)
天使ミカエル     Michael (マイケル)
ペテロ        Peter (ピーター)
マリヤ        Mary (メアリー)
ヨハネ        John (ジョン)
パウロ        Paul (ポール)
マルコ        Mark (マーク)
ピリポ         Philip (フィリップ)
トマス         Thomas Tom (トーマス、トム)
ルカ         Luke (ルーク)

もっともっとありますけど。。

多くの欧米人の名前は聖書の登場人物由来ですね。

大統領のスピーチでも頻繁に使われます。

例えば、フランクリンルーズベルトのスピーチの中でも使われています。

“Your government is still on the sane side of the street
with the Good Samaritan“

このThe good Samaritan(よきサマリヤ人)とは。。。?

イエスキリストはいろいろな面白いたとえ話を弟子たちにして
いるのですが、その一つに“The good Samaritan”があります。

追いはぎに襲われて倒れているひとをみんな知らない顔をして
通り過ぎるのに、異邦人のサマリヤ人が助けて介抱するというたとえ話。

そこでイエスが弟子に”Who is your neighbor?” あなたの(本当の)隣人は誰か?

と聞くというものです。

そこで “Good Samaritan” とか”neighbor”は英語で、

“分け隔てなく親切に助けてあげる人“ 

近所の人ではなく、

”あなたの隣にいる人(すべての人)“

という意味だと分かるのです。

同時多発テロの時のジョージ. W. ブッシュのスピーチも。。

“And I pray they will be comforted by a power greater than any of us

spoken thought the ages in Psalm 23: “Even though I walk through

the valley of the shadow of death, I fear no evil, for you are with me.”

「私は私たちの誰より大きな力により彼らが慰められるように祈ります。

詩篇23篇のなかで 「たとえ死の陰の谷を行くときも 私は災いを恐れない。
あなたが共におられるからです。」と時代を通じて語れてきたように。」

という有名な旧約聖書の詩篇も引用されています。

映画や小説でも深い意味が背後にあることもあります。

例えば、ちょっと前ですが、  “ダビンチコート”

っていう映画がありましたよね。

あまり日本では話題にならなかったけど、あれを見て

友人が、

「へえ、イエスキリストって結婚して子供もいたんだ」

「イエス様って人間だったんだ」

などと軽く言うので、それは違うよと訂正しておきました。

キリスト教のことをあまり知らない日本で上映するのは

宗教団体から反発を受けるのではとも思いました。

その他にもタイトルは忘れましたが、生まれつき生涯
を持った子が、

「僕は何で生まれてきたのかな?僕の生きる目的は何?」

とみんなに聞いても教えてくれません。

でも最終の衝撃シーンで、バスの事故があり、彼は自分の
命を犠牲にして皆を助けるのです、

そして最後に自分の使命というか、役割を悟るというような
内容でした。

これも背後には聖書的な意味もあり、ただ見ただけでは

なかなか意味がわかりません。

英語を学び上で、スピーチを聞いたり、自分も話すときに
(難しいですが)

バイブルの言葉や意味を知っているといいかと思います。

また、映画や小説などを観たり、読んだりしたときにも
理解がとても深まります。

また、みんなクリスチャンというわけではありませんが、

欧米人がなぜそう考えるのかなどを理解する上での鍵に
なることも多いのです。

映画や小説のバックグランドを考えるときに、
ちょっと意識して調べてみるのもいいかもしれません。