英語では言いたい事をストレートにいうのか?
今日は“本当に英語はストレートか?” についてです。
日本語ではよくありますね。
反対だ!
違うよ~
と言わないで、なんだかんだめちゃめちゃ遠回しに言う人。
ちょっとアメリカかぶれしている私にはほんとにわかりにくい。
時々、会話が終わって解散した後に、
「ねえ、あの人の言ってたことどういう意味?」
とまるで日本語のわからないガイジンサンのように説明
を求めることも多いです。
また、言いたいことも
「私はこう思うんです。」
とはっきり言う代わりに、
「いやあ、〇〇先生がこんなこと言っていたし、
みんなも同じこというので、そう思うんですよ~。」
なんて「私は」という主語も隠れていて、柔らかい?
というか、私はイラッとしますけど(笑)
そういう意味では英語はIthink~と主語をはっきりというし、
意見もストレートかもしれません。
しかし、英語でもbeat around the bush (遠まわしに言う)ことも
多々あります。
いわゆる婉曲表現といいますか。
Yes, No!でバシッと答えないことも多いです。特にビジネスシーンでは
そのようです。
例えば、
“How about upgrading the software we use?”
(今使用しているソフトをアップグレードしてはどうだろうか?)
というときに、
“I don’t think it is a good idea.”
(いいアィデアとは思わないなあ)
なんていいません。
“I think it is a great idea, but I don’t know if we have sufficient budget”
(いい考えだと思います。でも予算が足りるかなあ)
その他にも
“I agree with you on that point, but…”
(その点は賛成します。でも。。。)
のようにスバッとYes, Noをはっきり言わないことも多いのです。
ビジネスだけではなく、普通の時もそうです。
たとえば失礼なことを聞かれたとき
“How old are you?”
まあ、“It’s none of your business.”
「あんたの知ったことか!!」
とも言えますが。それより
“I’d rather not say that.”
「できれば言いたくないんだけど」
Would you like to like to go to the movies?
「映画いきませんか?」
“Thanks for asking, but I’ve got a lot of homework to do.”
「誘ってくれてありがとう、でもやらなければいけない宿題
がたくさんあるのです。」
ね。スマートでしょ?
教科書ではYes, Noで答えることばかり教えられて
来ましたけど、実際はちょっと違うんです。
その他にも英語では”euphemism”(”ユーフェミズム”と発音)と言われる”婉曲表現”
も多いです。
例えば “die”死ぬという表現は直接的すぎるので
He passed away.
最近はhandicapped
の代わりに physically challenged person
Fat(オデブ)
は失礼なので
He is big
失業中は
He is between jobsとか
ゴミ収集人は
Garbage collector
はカッコ悪いので
“sanitary engineer”
とか!
話は元に戻しますが、私の親しいアメリカ人の友人でもそこらへん
の日本人より気を使い、空気を読んでくれて言葉に気をつけていました。
こうしたほうがいいのでは?
というときは、こうしろ~という命令より、
“I would not go if I were you”
(私なら行かないと思うよ)
とか
It would be the best if you didn’t go.
(行かないのがベストだと思うな~)
って本当に優しいのです。
(ここでも仮定法が大活躍ですね)(笑)
英語だからストレートでOKなんて決して思わないほうがいいです☆