アメリカの子供の危機管理教育
日本は台風、洪水、地震など自然災害が多いですね。
幸い誘拐や殺人、銃関連の犯罪は少ないにしてもこういう
事に関しても意識を向けることも必要です。
私たち日本人は危機管理意識が低いとよくいわれます。
大人そうなのですから、ましてや子供たちもそうでしょう。
アメリカのすべてがいいわけではありませんが、優れたものは
見習う必要があると思いますが、このアメリカの子供たちへの
“危機管理”教育は日本でももっと取り入れてもいいかと思います。
たとえば、火事や地震の避難訓練。みんなワイワイ楽しそうに
あまり真面目にやりませんよね。
自分もそうでしたし、大学生の避難訓練もしかり。
アメリカでは子供が自分で考えて自分の力でサバイバルできるように
教育しています。
幼稚園や小学校でよくやっているみたい。
たとえば
☆Stop Drop and Roll (止まれ、倒れろ、転がれ)
何かの拍子に服に火が付いたときは、走らないで、止まり、地面に倒れる。
そして転がることにより火が消える。
☆火災の時の逃げ方&知らせ方
煙を吸わないように、口をタオルとかで覆って姿勢を低くして逃げる
マンションなど高いところにいたら、窓からシーツを出して助けて
くれ~と大きく振ることことなどを教える。
☆溺れたときなど
息子のアメリカの幼稚園でもやっていましたが、服や靴など
身に着けプールにはいる。(溺れるときは水着であるとは限らない)
バタバタしないで、プカ~と浮くようにする。
その他にも襲われたときに自分の身を守るために武術
(marshal art)を見に着けることもよくやっている。
そういえば息子の通ったKarate教室は盛況でしたな。
日本は特に地震や台風が多いので、いざというときに
どう行動すべきかを子供たちに教える必要があると思います。
あるサイトに書いてあった名言!
「アメリカと日本の災害教育の違いは何でしょう?
それは公的機関、公助への依頼度の違い。
極端に言えば、アメリカは公的機関を災害時の混乱の中、当てにしていない。そして公的機関も出来るだけ住民に共助と自助を求める。
日本は公的機関(公助)を中心に考える。
そのため避難所は地域の全住民の20%しか入れないのに、
住民は、ぼんやりと皆入れると考えている。
そのため共助や自助はあまり重要とは思っていない。
避難所に行けば食事も、お風呂もなんでもある。
1日から3日までは混乱のため食事も手に入らないなんて誰も考えていない。
公的機関も公助の限度は言わない。子供に対する親のように守ろうとする。
残念ながらマンパワーには限度があるのです。
また危機管理部隊は地域の危機管理の部分を一番に守り
抜かなければならないのです。そこが崩れると地域は
復興に気が遠くなるような時間を要するようになるのです。
それが災害国日本の住民が目覚めない理由の一つかもしれません。」
これにはハッとさせられました。ここはアメリカから
見習うところがあるかもしれません。
あまり公的機関ばかりに依存しないで自分たちで
災害から身を守ること。
そして子供たちにも“イザ”というときの危機管理
の仕方をきちんと教えることが大切ですね。
まずは家庭で実践しましょう。