アメリカの大学の授業は超オモシロイ!
私は人生の中で一番勉強した期間!
それは高校性の時、一年のアメリカ留学から帰り、
勉強という勉強を何もやってない状態から
死に物狂いで受験勉強をした5か月でした。
日本に帰国した8月からそれはそれは大変でした。
なんせ受験なんて考えず気楽に留学して帰りましたから。
そしてアメリカの大学での留学の1年間。
(大学院は小さい子供もいて、パートタイムstudentでしたから
ゆったり長く勉強しましたので比較的楽でした。)
アメリカの大学(院)の授業はとてつもなく勉強しないとついていけないし、
良い成績もとれません。
明日までのクラスに1科目のために、テキストや資料を
20ページ以上読んでいかないといけない。
ただ読んで理解するだけではなく、授業中に行われるdiscussionに参加
したりする必要があります。
学期の途中と最終にテストがあるし、一番大変なterm paper(レポート)が
2つか3つ課される。
テーマは自分で絞らねばならないし、
Plagiarismと呼ばれますが、本やジャーナルからコピペを
少しでもしようものなら(引用無しに)、単位は落とされるし
最悪退学もあります。
図書館に住む、という表現通り、クラスが終わり図書館に行き、
寮に戻り夕食たべたら、また図書館に戻る。
息抜きはFriday night, Sat nightちょっぴり。
また日曜から図書館の生活が始まる。
大変です!でも勉強の楽しさを初めて学びました。
なんたって授業中のインターアクティブなクラスが面白い。
教授はまるでオーケストラの指揮者のようです。
日本のように、
「〇〇ページを開いてください」
とか、
ひたすら黒板に板垣などしません。(最近はパワポかな?)
「さあ、今日のチャプター読んできたかな?」
の教授の声に、どんどん学生の手が上がります。
教授が話している間でも、何か疑問に思ったり、
チャレンジ(反対の意見)したいときは手があがる。
中には堂々と教授に
“あなたのいっていることおかしいじゃねえ?”
“間違っています!”
と挑みます。
たまに感情的になった教授もいたけど(特に国政政治のクラスなど)
大体は、ニコっと笑いながら、相手の気持ちを傷つけないでうまく
かわします。
教授は90分~120分の授業の間に、講義もはさみつつ、
学生たちと議論して、見事にまとめ上げます。
メチャかっこいいです!
そこで私も“大学の先生っていいなあ”と強く思い
なりました(笑)
あのようなインターアクティブなクラスは、ただ一方的に
自分の言いたいことをいう講義とは違い、教授の高いスキル
が必要です。準備も大変でしょうが、学生としては面白い!
学生もノートとりながら、議論に参加しながら、また他の人の
意見もまとめて書かないといけないから忙しい。
でも授業にでる価値があるんです。
留学終え、日本の大学に戻った時は軽いショックを覚えました。
また、6年間のアメリカ生活を終え、日本の大学で教え始めたときも
とてもフラストレーションがたまりました。
学生が反応しない!(例外もありますが)
日本では昔から一方通行のteacher orientedなクラスが行われてきて
それに慣れているので仕方がありませんが、
それにしてもです。
こちらからわざわざ 「どう思う?」
と聞いても、ほとんど答えません。
中には、質問まだ終わってないのに
「わかりません」
ムカ!!(怒)
まあここで言っても仕方がありませんが。
一人でも多くの日本人があの本当に“面白い”アメリカの大学(院)
の授業に出てみるといいと思います。
勉強ってこんなに楽しかったのか?
ってわかります。
居眠りなんていないし、先生が休講にしようものなら
ちゃんと補講しないと文句をいわれますし、
みんな真剣です。
アルバイトなんてしている暇がなないし、やってもキャンパス内の
カフェテリアや図書館とアルバイト少し程度。
勉強しない人はついていけず、drop outしてしまいます。
もう一度アメリカの大学(院)のクラスに座って(学生として)
参加してみたいなあと思っちゃいます☆
一度留学してみるといいですよ~。