電話・Zoom会議での「聞き返し表現」

電話で英語を聴きとるのは難しいですよね。相手の顔など見えないですし。
(zoomならまだ顔が見えますが)

ビジネスの電話やZoom会議では、音声の聞き取りづらさや通信の遅延、発言者のアクセントなどにより、一度で理解できないことも多くあります。
そんなときに役立つのが“聞き返し表現”です。単に “Pardon?”と言うだけでなく、相手の発言を明確にし、自分の理解を確認するための多様な表現を身につけておくことは、信頼されるビジネスコミュニケーションの第一歩です。

1. 基本の聞き返し表現

・Pardon?
・Sorry?
・Excuse me?
・Could you say that again?
・I’m sorry, I didn’t catch that.

これらはどれも丁寧で一般的な聞き返し表現ですが、少しだけニュアンスが異なります。
たとえば “Pardon?” はややフォーマルで、“Sorry?” はカジュアルです。

2. ビジネスシーンで丁寧に聞き返す表現

・Could you repeat that more slowly?
・Would you mind repeating that?
・I’m afraid I didn’t quite understand what you said.
・Sorry, there was a bit of a lag. Could you say that again?
・Did you say ~?

これらは、特にオンライン会議などで通信が乱れた際にも自然に使える表現です。

3. 相手の言った内容を確認したいとき

・Just to confirm, did you mean ~?
・Let me make sure I understood you correctly. You said ~?
・So you’re saying that ~?

相手の発言を確認することで、自分の理解を深めると同時に、聞き返すことへの遠慮も和らぎます。

4. ネイティブがよく使うカジュアル表現(注意して使用)

・Come again?(え?なんだって?)
・What was that?
・Say what?

これらは友人や同僚とのカジュアルな会話ではよく使われますが、目上の人とのやりとりでは避けた方が無難です。
聞き返し表現のバリエーションを知っておくと、相手に失礼のない形でコミュニケーションをスムーズにすることができます。また、自分が「英語を聞き取れない人」という印象ではなく、「きちんと理解しようとしている人」としてポジティブに受け止めてもらえる効果もあります。
「聞き返すのは失礼」と思って黙ってしまうのは逆効果です。しっかりと自分の理解を確認し、ミスを防ぐためにも、状況に応じた聞き返し表現を身につけましょう。