数年前、「もうDeepLやChatGPTがあれば、英語を勉強しなくてもいい時代だ」
なんて声がささやかれていたのを覚えていますか?
でも、2026年の今、現実はどうでしょう。
むしろ、AIをうまく使いこなせる人とそうでない人との間で、英語の“差”が前よりずっと広がっているように感じます。
これからの英語力とは、「単語をどれだけ知っているか」「正しく訳せるか」ではなくなってきています。代わりに大切なのは、「AIが作った文章を、自分の目で確認し、自分の責任で使えるかどうか」です。
AIは、文法的に正しくてそれっぽい文章を作るのはとても得意です。でも、そこにあなた自身の「想い」や「相手との関係性」といった“人間らしさ”を入れることまではできません。
AIだけに頼ってしまうと、どこか機械的で、相手の心に届かない英語になってしまうことも。
じゃあ、AIを使わない方がいいのか?というと、もちろんそんなことはありません。
今こそ大切なのは、「AIを敵にするのでも、丸投げするのでもなく、味方として育てること」。
24時間365日、あなたの文章を見てくれる頼れる“コーチ”として、AIを上手に使っていきましょう。
中級~上級の方に、ぜひ今アップデートしていただきたいのが、「この文章、添削して」といった曖昧なお願いの仕方です。
これだと、AIは無難で退屈な表現しか出してくれません。
AIに本気を出してもらうには、以下の3つのポイントを意識してプロンプト(指示文)を出すのがコツです。
相手を設定する:「相手は保守的でコスト意識の高い投資家です」
トーンを伝える:「控えめだけど自信のある雰囲気で、3パターン見せてください」
たとえば、こんなふうに頼んでみましょう:
(この提案書を書きました。懐疑的なクライアントの視点から批判し、より説得力のあるプロフェッショナルなトーンにするための3つの方法を提案してください。)
こう頼めば、AIはただ直すだけでなく、「この部分が弱い」「こう言い換えると響く」といった建設的なアドバイスをくれます。書く・読むだけでなく、「話す」スキルもAIがサポートしてくれる時代になりました。
ChatGPTの音声モード(Advanced Voice Mode)を使えば、まるで会話相手が目の前にいるかのようにロールプレイ練習ができます。
たとえばこんなふうに:
☆状況別ロールプレイ
☆つなぎ言葉の見直し
AIなら、何度間違えても、何度聞き返しても怒りません。
だからこそ、安心して「沈黙が怖い」という自分の弱点と向き合うことができるのです。
AIができないこと、それは「人と人との関係」を読むこと。
どれだけAIが便利でも、たった一つ、AIにできないことがあります。
それは、「あなたと相手との間にある歴史」を感じることです。
たとえば、10年来のクライアントに、完璧すぎて冷たい印象のビジネスメールを送ってしまったら…。関係性が少しギクシャクするかもしれません。
そんなときこそ、人間の出番。
少しくだけた表現を使ったり、昔の会話を引き合いに出したり、「体調はいかがですか?」といった一言を添えたり――そうした文脈(Context)の読み取りと調整は、人間にしかできない、価値あるスキルです。
AI時代の英語は、「もっと自由に、深く」つながるためのもの英語学習は、もう「つらいもの」「暗記の積み重ね」ではありません。
AIという力強い相棒がいる今だからこそ、もっと自由に、もっと深く、世界とつながるチャンスが広がっています。
英語学習に是非、AIを活用してください!

