何がいいたいかわからない日本語表現!

何がいいたいかわからない日本語表現!

アクティブラーニングの社長、羽根卓也氏のFacebook記事で

面白い記事を見つけました

羽根さんは文科省が“アクティブラーニングと推奨する何十年まえから

“アクティブラーニング”という会社を立ち上げたすごい方です。

https://www.facebook.com/hanetakuya(羽根さんのFacebook page)

日頃思っていることをとても面白く具体的な例を挙げて

説明されていました。
(羽根さんの記事をだいぶ引用させていただきました)

最近の日本政府のプリンセスダイヤモンドでのコロナウィルス

感染者への対処の仕方や、ちゃんとしたコントロールができない

日本政府への海外からの非難の大合唱がありましたね。

それに対する政府の答弁!

日本人の「思考パターン」の典型ですね。

「日本での感染防止の徹底や安全性などについて、

引き続き適切な説明や情報発信を行っていきたい」

これは、茂木外相が21日に、9か国が日本への渡航抑制呼びかけを

行ったことに対して、記者会見での発言である。

▼新型ウイルス 茂木外相談話
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200221/k10012295221000.html?fbclid=IwAR1F1_MGpy1Uc-cYdK6dqfhCLavKSWLDlz9kubsSGkbhASXO1e5t2VK9vPc

この発言は、一見、何も悪くなさそうだが、特に意味もない。

「適切な説明」

の適切とは何なのか?曖昧すぎますね。

日本語ではふーん!で済むかもしれないのですが、

英語に訳したら、はあ?何がいいたいの?

実際の具体的な行動を示さなければ、何の意味もありません。

政治家や官僚はもちろんのこと、不祥事を起こした後、

日本のトップはこうしたフレーズで締めくくろうとすることが多い

ようです。

島根県隠岐の島町の男性職員が、勤務中に町役場支所の女性用

トイレで盗撮行為をしたという。

記事内にもあるが、町長のお詫びの言葉がこちら。

「信頼を著しく失墜し、おわび申し上げる。公務員としての品位、
モラルの向上に厳しく取り組む。」

こうしたときの典型的なフレーズだが、こちらも実は何も語っていない。

「モラルの向上に厳しく取り組む」

というのなら、どう取り組むかを説明しなければならない。

もちろん、昨日の今日ですぐには明確な対策をたてられている

わけではない。

それならせめて、「いついつまでに対策をたて、発表する」

と言うべきでした。

日本人の思考回路は、出す方も受ける方も、こうした曖昧な回答に

慣れ親しんでいます。

例えば、

「誠心誠意努力する」
「引き続き、最大限の努力を行っていく」
「官民一体となり、推進していく所存・・・」

こんな曖昧な言葉を聞いても、感動もしませんね。

政治家に限らず会社でも!

新人が遅刻をした。上司に叱られた。上司に対する反省の言葉で

よくあるのは以下の通り。

「明日からはこういうことがないようにしっかりと気を引き
締めて行きたいと思います。」

当然のことながら、この反省文を書いたところで、

遅刻がなくなるわけではありません。

でも上司はこの反省文に満足する。

全く意味がない。

政府の発表も新人の反省文も根っこは同じ思考回路から来ているように思われる。

それっぽい事を言えばすむ、と思いこんでいることが諸悪の根源です。

これは正解を暗し続けさせられてきた日本の教育の結果なのかもしれません。

求められているのは、明確な分析と具体的な対処法。

遅刻をしたなら、遅刻を作っている原因を突き止め、

物理的に別の結果を招く可能性がある方法を示さなければならない。

「今使っている目覚ましでは起きられません。目覚ましが鳴っても

すぐに止めてしまっているからです。

そこで明日目覚ましをベッドから離れたところに置いておくこと

にしようと思います。物理的に体を立たせることで、目を覚ます

ことができるのではと期待しています。」

これで遅刻が収まるとは限らないが、「気を引き締めていく」回答よりは

まだましですね。

若手だけではない。

海外出張にいったビジネスマンが重要な商談をして、最後の

クロージングで

「日本に戻って、いろいろと前向きに検討したい」

と明確なステップを濁す。

これに海外の人は、戸惑います。

何のために来たのかと・・・。

私たちは政治家でもないですし、企業に海外出張すること

はないかもしれません。

でも海外に向けてメッセージをする時には、

この“曖昧な表現”から抜けないと伝わりません。

日本の中では曖昧に済ませたほうがいい事があるかも

しれませんね。

しかし日本の外に向けてメッセージを発信するときは、

この思考回路を変えないといけません。

これをしたい、具体的に。。なぜ、またどのようにやるのか?

それもいつまでにやるのか?具体的なプランは。。予算は。。

あの「前向きに検討します。」的な表現から抜け出さないと

いけません。

ちなみにもし私がああいう表現を通訳するのなら困るだろうな。

英語的に訳しちゃうと、変に誤解されることもありえます。

幸い英語ではあまりそんな風に逃げられません。

なので英語で意見を言う練習をすれば思考も変わってくるかも

しれません。

しっかり海外にメッセージを伝えよう!!

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