情報がフェイクかのどうかの見極め方

情報がフェイクかのどうかの見極め方

毎年セメスター最後に英語が専門の大学で

英語によるプレゼンテーションを

学生にやらせています。

自分たちで決めたテーマに沿ってアウトラインを書き、

リサーチさせていきます。調べたことをもとに一旦
原稿を書いてもらいます。

学生たちの書いた原稿に目を通すのですが、

よくあるのが、

“あれれれ?全然変な方向に暴走している。”

原稿になっているのです。

「これあなたたちが決めたトピックと書いた

アウトラインから随分ずれてしまってるね。なんで?」

と聞くと、

「ネットで調べているうちに、面白いブログ(ホームページ)があり、

それを読んでたらそうなりました。」

とのこと。

その参考にしたというブログ(ホームページ)を見せてもらうと、

「誰なの。これ?」

という正体不明の方のもの。

こんな例がよくあるんです。情報の源を確かめようとしない。

そして毎回言います。

「情報をうのみにしてはいけないよ!」

と。特にネットの情報が多いですが、なんでも信じちゃう。

情報のソーズ(源)に関しては英語ディベートの時にも

さんざん習いました。自分の主張の元となる”evidence”

にもいえることです。

Fake newsという言葉が流行ってますが、毎日見たり

聞いたりするニュースもそうですね。

私たちは物凄い量の情報に囲まれて生活しています。

「この情報は信頼できるものなのか?」

という事を確認することに慣れないといけません。

そのようなトレーニングは小さい時からする必要があります。

特にネット情報はすぐに手に入るものなので

特に気を付けねばなりません。

チェックポイントは。。。

1、 誰が書いたものなのか?

それが正体不明の個人のブログやホームーページなのか、怪しい

組織によるものではないのか?

政府が正式に発表したデータ、情報、企業が責任をもって出した情報、

データ、その分野での権威がきちんと書いたものなのかなど

情報の源をチェックします。

勿論、企業情報の中には、自分が売りたいものをいかに素晴らしいかなど

誇張して書いてあったり、いつの間にかそれを買うような仕掛けになっている

ものもあるので注意が必要ですね。

また”専門家“と書いてある場合も、ほんとにその分野での専門家

なのか?も調べる必要があります。

どうも日本人は“専門家”という言葉に弱いみたいですね。

2.その情報は最新のものなのか?

  たまにデータが数年前のものを使っている学生がいます。これはやはり

  よくない。最新のものを探しましょう。

3.いろいろなサイトと比較してみる。

  おもしろいと思ったサイトをそのまま信じ込んで、

まるでそのサイトに関してのプレゼンをしてしまうという

例もありました。

同じ情報に関して他ではどういっているかなど幅広く

調べることが大切です。

4..ネットの情報だけではなく、本とか専門誌などからも情報を得ることも

  大切です。

こんなことを考えながら、今年のReadingのクラスで、

一部そういう授業をやってみようかなと考えています。

何かテーマを与えて、英語のwebpageを調べさせ、

なぜその情報が一番信頼できると考えたか?

その根拠は何か?

などをクラスでdiscussionするというものです。

日本語でやってもいいのですが、英語のReadingクラス

ですので英語で行いますが、日本語で行われるクラスなら

(うーん、なんの科目かな?)同じようなことを日本語の

Websiteをみて日本語で話しあってもいいかと思います。

このような訓練をすれば、これからも偽情報に振り回される

ことなく、スマートに生きていけるようになるかもしれません。

情報に関しては何が正しいのか、自分の頭で考えるように

したいものですね☆

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