訴訟社会 アメリカ
ある英語教材で。
“Sue you later”
というタイトルがありました。
See you later!(またあとでね)
をもじって
あとで訴えてやる!
というタイトル。
マクドナルドの熱いコーヒーを自分の足にこぼして、
マックを訴えた女性の方の話は有名ですよね。
結果、マクドナルドは賠償金を支払ったとか。
こんな熱いコーヒーを売る店が悪いということだそうです。
その昔、あまりにも訴訟が多いので、
電子レンジが売り出されたころ、
“この機械は猫などのペットを温められません”
などのラベルがあったのは有名な話。
タバコや砂糖の代わりの甘味料などには、
“これは癌を引き起こす恐れがあるので注意”
なんて書いてあるし、綿棒にも
“これを耳の中にいれないでください”
(”これを耳にいれて何かあってもしらんぞ~“)
車のバックミラーにも
“あなたのバックミラーで見ているものは実はもっと
近いとこにあるかも“
とか、数え上げたらきりがありません。
そういえばシカゴで雪が降るたびに、
私の家も含めて
近所みんなセッセと雪かきしてました
なぜなら誰かが自分の家の前で滑って転んだら、
その家の人のせいになるから!
だから訴えられて大金を払わなくてもすむようにとのこと。
車が木にぶつかれば、そこに木を植えた市が悪いとか。
。
ほんとに何でもかんでも〇〇のせいにする。
一番あきれたのは、大学で学生が教授を訴え、
“自分の成績が悪いのは先生の教え方が悪いから”だと。
はああ?
といいそうですね。
しかし一方日本では、最近訴訟少し増えてはいますが、
明らかに
訴訟すればいいのに、泣き寝入りするケースも多い。
世間の目が気になる、
裁判なんかすると時間とお金がかかるだけ
などいろいろな理由があるみたいですが。。。
日本でも事故が多発するとわかっているのに、
信号や鏡がない、とか、
歩行者を守るガードレールがないとか
よくありますね。
こういう場合はそれを整備しない自治体を
訴えてもいいのでは?
勝つ保証はありませんが、その行動に意味があるかも。
どちらも極端だから、いつも思います。
アメリカと日本を二つ足して二で割れば
バランスが取れるのに。。
アメリカ人の大好きなところはたくさんありますが、
自分の責任をそっちのけで他人は社会のせいにして、
なんでもかんでも訴えるのはよくないかと
思います。
アメリカに行ったら、訴えられないように気を付けましょう。
いやあ、日本もあまりそうなってほしくないですね。