時間とお金を人のために寄付する(Donate your time and money)
以前、銀行のATMで困っているアメリカ人らしき女性に、
“May I help you?”
と聞いてみたら、
「先週〇〇(確かアジアの国)で起こった大地震に寄付を
しようとしているのだけど、やり方がわからない。」
うーん。素晴らしい。感動しました。
私も教会を通じて日本で起こった東日本
大震災とか寄付をしているけど、外国での地震、
それも
そんなに迅速にできないと、ただただ感心しました。
またある大学の同僚のアメリカ人の先生は、契約が切れて
国に帰ることになりました。
これからどうするのか聞くと、
「あ、ケニアにpeace corps(米途上国支援ボランティア派遣
プログラム)で行くつもり。」
とあっさり。このピースコアはケネディ大統領により始められた
ものです。
“Ask not what your country can do for you,
but what ask what you can
do for your country.”
という有名なスピーチがありますね。
この身近な例だけではなく、この自分のお金や時間をdonate
(捧げる)という姿勢には頭が下がります。
2014年版の「世界寄付指数」(World Giving Index)によると、
「他の人のために与える行動を最も多く行った国」のランキング
において、アメリカとミャンマー1位だそうです。
あるイギリスの団体が過去1カ月以内に
「金銭的な寄付を行ったか」・
「ボランティア団体の活動に参加したか」・
「見ず知らずの他人を援助したか」
という3つの項目について135国
でアンケート調査を行ったところ、
日本は総合指数26%で90位。
アジア諸国内では、中国(128位、指数18%)カンボジア
(108位、指数23%)に次いでワースト3位とのこと。
なんだか寂しいですね。
これらの寄付をする人たちは、
多額の寄付をしているビルゲーツや
マークザッカバーグの
ようなお金に余裕がある人だけではなく、
普通の生活、または
かなり苦しい人でもやっているようです。
アメリカでは小さい時から家庭、学校、ボーイスカウト、
教会などを通じてボランティアをよくします。
また、自然災害、テロなど突発的な災害時にすぐに出動できる
ようにアメリカ赤十字は備えていて、
その90%がボランティア。
短期だけではなく、長期にできるようなプログラムも
あるそうです。
阪神淡路大震災や東日本大震災の時も
たくさんきてくれましたね。
私はアメリカ人についてすべてが素晴らしいとはいいませんが、
この世界で何が起きても、
すぐに飛んでくるスピリットは
敬意を払います。
日本では、なかなかこの見知らぬ人のためにお金や時間を
donate(捧げる)という事があまり行われていなくて
残念。
大学生にボランティアやってるかを聞いても、一クラスに
ゼロか1、2人です。(みんなアルバイト)(笑)
日本の社会ではみんなボランティアができるように、
政府、企業、学校が
体制を作らないと難しいところもありますね。
自分も与えられた時間と能力を他人のために使
えるようにしていこうかと思っています。