英語を話していて、話の内容が深まってくると、意見の違いがあったり、いつも賛成できないなどの場面に出くわします。
英語はフランクだと思って、”I can’t disagree with you.”
反対だな~とか、”I don’t think so!!”「そうは思わない!」
と言っても悪くないのですが、スマートに丁寧に対応して、反対しながら、自分の意見を述べることもできます。
意見の相違を丁重に表現するには、敬語を使い、しばしば相手の見解を認めてから自分の見解を述べることが大切です。
ここに例をあげます。
「言いたいことはわかりますが、私は違う見方をしています。」
このフレーズが丁寧なのは、相手の意見を認めることから始まり、相手の意見への敬意を示しているからです。
そして、相手の意見に直接反論したり否定したりすることなく、自分の異なる意見を述べることにスムーズに移行します。
「あなたの言いたいことは理解できるが、私たちの見方は違うかもしれない。」
(例)
”That’s an interesting point about the cost savings, but have you considered the long-term environmental impact?”
「コスト削減については興味深い指摘だが、長期的な環境への影響は考慮したの?」
「あなたの視点はありがたいが、私の経験では異なる結論に達しました。」
(例)
”You make a good argument for increasing our sales targets, but I would like to add that our team’s current workload might make this challenging.”
「販売目標を増やすべきだというのは正論です。しかし、現在のチームの仕事量では難しいかもしれないことを付け加えておきたいと思います。」
(例)
”I respect your opinion on the new software, but I’m not sure if I agree because it seems less user-friendly for our less tech-savvy clients.”
「新しいソフトウェアについてのあなたの意見は尊重しますが、私はそうは思いません。技術に疎い顧客にとっては使い勝手が悪いように思えるからです。」
日本人って、議論に慣れていなくて、意見に反対されると、まるで人格を否定されたような気がしたりして、その人と決まずくなったり、喧嘩みたいになってしまったりしますね。
英語ではそんなことはありませんので、どんどん自分の意見は違うんだと、こんなふうにpoliteに言ってみてくださいね。