その場から去るとき、英語でなんと切り出す?

アメリカの大学院で社会言語学を履修しているときに、談話分析というトピックがありました。
それぞれのethnic groupでどんな談話をするかを分析するもの。

私は日本人の駐在員の奥様達との、お茶会なので、会話を録音させていただき、日本人のグループの会話がどう進むのかのパターン分析、またどう終わるのかなどを分析してレポートを書きました。

面白かったのは、もう帰りたいというメッセージの発信の仕方です。

「あら、もう暗くなってきたわね」

もう帰る時間だ。
「家がまだ全然片付いていないのよ」

早く帰りたい。

そして面白いのは、それを誰かがフォローしてくれる所。

「あ、もう帰ったほうがいいわね~」

面白いなあと思いました。
まあいろいろなパターンはあるでしょうけれど。

ではアメリカ人といる時に、英語でどんな感じで言えばいのでしょう?

会話やパーティーから丁重に去るには、不快感を与えることなく潔く去るための重要なステップがいくつかあります。
以下に簡単なガイドラインを示しますね。

1. 自然な間を見つける:
会話の中で、突然相手の話を遮ることなく、自然に口を挟めるような瞬間を待つ。
(まあこれは日本語でも同じかな?)

2. 感謝の気持ちを伝える:
一緒に過ごした時間に対する感謝の気持ちを伝える。

例えば

”I’ve really enjoyed our conversation,”
「会話がとても楽しかったです。」
”This has been a great party.”
「素晴らしいパーティーでした」

などと言う。

3. もし差し支えなければ理由を述べましょう:
簡単で一般的な理由を述べるのが礼儀です。
詳細である必要はありません。

例えば

”I have an early start tomorrow,”
「明日は朝が早いので」

とか、

”I need to check on something at home.”
「家で調べたいことがあるので」
“I have tons of things to do.”
「沢山やることがあるんです」

など。

4. あなたのニーズについて説明する:
そこの状況や会話に何か問題があるのではなく、単に自分がこうしたいからと述べ、現在の状況を否定的に示唆しない。

例えば

”I’ve had a great time, but I really need to get some rest tonight.
I have a busy day tomorrow and want to be fully energized for it.”
「楽しかったけど、今夜は少し休まないと。
明日は忙しい一日だから、しっかりエネルギーを補給したいんだ。」

5. 今後の接触を示唆する:

”Let’s catch up again soon,”
「また近いうちに会いましょう」
”I’ll text you tomorrow about our plans.”
「明日、予定についてメールしますなど、今後の交流を示唆する。」

6. 丁寧に別れを告げる:
礼儀正しくフレンドリーな別れの挨拶をしましょう。

”Thanks so much for the lovely evening! I really must head out now. Take care!”
「素晴らしい夜ありがとう。ほんとに帰らないといけないの。またね。」
”I’ve had a wonderful time tonight. Thank you for the great company.I’ll see you soon!”
「本当に楽しかったです。お付き合いありがとう。またね。」
”This was fun! I’ve got to run, but let’s do this again sometime. Bye for now!”
「楽しかった!いかなきゃ。またすぐに会おうね。それでは!」
”Thank you for hosting such a delightful gathering. I regret I have to leave now.Goodbye and good evening.”
「こんな楽しい集まりを開いてくれてありがとう。もう帰らなければならないのが残念です。さようなら」
”I appreciate the time we’ve spent together today. It’s time for me to go,but let’s catch up again soon.”
「今日一緒に過ごせたことに感謝しています。でも私はもう行く時間です、でも、またすぐにあいましょうね。」

大切なのは、誠実で、相手を尊重し、相手の気持ちを思いやりながら自分自身のニーズや境界線も尊重することです。
試してみてください。

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