毎年14週目にはZOOMで授業をしなくてはいけない某大学の英語リスニングに特化したクラスでは、キャンパスを越えて、たまに国境を越えてゲストとつないでオンライン授業をします。
今年はTOKYOに住んでいる私の同僚のアメリカンの友人にスピーカーを頼みました。
私の友人もこの方も、大学から日本語を勉強し始めたのに、日本語にめちゃくちゃ堪能で外人アクセントがない!
おまけにこの方日本語で落語をやっちゃう強者です。
先生ではなく、企業の重要なトランスレーターとのこと。
学生たちにどうしたら外国語をそんな風に早く流暢に学べるか話してもらいました。
まずは”immersion ”(没入すること)。
毎日外国語ばかりの環境に身をおくこと。
まあ、海外留学がベストですね。
でも海外留学しても、日本人ばかりでつるまないように注意することが大事。
海外に行かないにしても、キャンパスで外国人留学生と友達になること。
留学生のいる部活やサークルにはいるのもいいでしょう。
そしてお互いに英語を話したり、日本語を話したりギブアンドテイクでいくこと。
彼らを家に招いてホームパーティをしたり、ご飯やお茶などに誘いましょう!
また、Netflixなどで海外ドラマや映画をまず字幕で理解して、そのあと字幕なしで理解できるまで何度も見ると良い。
ともかく言語だけではなく、文化や習慣もいろいろな形で学ぶことが大切です。
とまあ、学生たちが“今”できることを話してくれました。
彼もこんな風に日本語を完璧にマスターしたのでしょう。
その後は学生たちからどんどん質問がでました。
「翻訳をしていて大変なことは何か?」
「日本に来て驚いたことはあるか?」
「なぜ日本語を勉強することにしたのか?」
「なぜ落語を始めたのか?」
「青木先生とどういう知り合いなのか?」
などなど言語習得には関係のない質問も沢山ありましたが、なかなか盛り上がっていました。
私たちができることは、できるだけ英語を聴く環境をつくること、同じように英語を話す機会をつくること、海外ドラマを字幕なしで理解できるまで見ること、外国人の知り合いをできるだけ作り交流すること、などでしょうか。
無理なくimmersion的な環境を作ることが大切なようです。
今はインターネットがあるから無理なくそのような環境が作れますね。
頑張りましょう!