英語を学んでいると、単語や文法の知識以上に、「心に響くフレーズ」に出会うことがあります。
特に、ことわざや名言は、短いのに深い意味を持ち、英語の語感と人生の知恵を同時に学べるとてもいい素材です。
今回は、英語のことわざや名言から、心に残る7つの表現をご紹介します。
英語学習のモチベーションとしても、人生のヒントとしても、ぜひ読んでみてください。
(1)“Every cloud has a silver lining.”
(どんな雲にも銀のふちがある → 悪いことの中にも希望がある)
「今は大変でも、必ずいいことがある」という意味。
“silver lining” は「希望の光、救いのしるし」といったニュアンスです。
☆使える言い方:
I believe every cloud has a silver lining.
(どんな状況でも希望はあると思う)
This was hard, but maybe something good will come out of it.
(つらかったけど、何か良い結果が生まれるかも)
(2)“When one door closes, another opens.”
(ひとつの扉が閉まれば、別の扉が開く)
あるチャンスを失っても、必ず別のチャンスがあるという励ましの言葉です。
トーマス・エジソンやアレクサンダー・グラハム・ベルの言葉としても知られています。
☆使える言い方:
I didn’t get the job, but I believe another door will open.
(その仕事には落ちたけど、きっと別の道があると信じてる)
(3)“Actions speak louder than words.”
(行動は言葉より雄弁)
どんなにいいことを言っても、実際に行動しなければ意味がない。
日本語の「言うは易く行うは難し」に近いです。
☆使える言い方:
He says he cares, but actions speak louder than words.
(彼は心配してると言うけど、行動が伴っていない)
(4)“Don’t put all your eggs in one basket.”
(すべての卵を1つのかごに入れるな)
リスク分散の大切さを表すことわざ。
ひとつに賭けると、それが失敗したときにすべてを失う可能性がある、という教訓。
☆使える言い方:
I’m investing in several projects. I don’t want to put all my eggs in one basket.
(複数のプロジェクトに投資してる。全部に賭けるのは危ないから)
(5)“What doesn’t kill you makes you stronger.”
(あなたを殺さないものは、あなたを強くする)
ニーチェの言葉に由来し、困難や試練も乗り越えれば人として成長につながるというメッセージです。
英語ではよく日常会話にも登場します。
☆使える言い方:
That experience was tough, but it made me stronger.
(あの経験は大変だったけど、自分を強くしてくれた)
(6)“Rome wasn’t built in a day.”
(ローマは一日にして成らず)
大きなことや価値あるものは、時間をかけて築くものという意味。
焦らず、少しずつ進めばいいという励ましの言葉です。
☆使える言い方:
Be patient. Rome wasn’t built in a day.
(焦らずに。大きなことには時間がかかるよ)
(7)“Let go and let God.”
(手放して、神にゆだねよ)
キリスト教の文化に根ざした表現で、自分の力ではどうにもならないことは神に委ねようという意味。
英語圏のスピリチュアルな場面でよく使われます。
☆使える言い方:
I can’t control everything. I need to let go and let God.
(すべてをコントロールできないから、神に委ねるしかない)
ことわざや名言は、単なるフレーズではなく、長年の経験から生まれた人生のヒントです。
英語学習の素材としても、モチベーションアップのきっかけとしてもとても効果的。
みなさんの今の気持ちにぴったり合う言葉はありましたか?
気に入ったフレーズがあれば、声に出して読んでみてくださいね。
覚えておくと、英語だけでなく、心も豊かになる一言になるはずです。