もうかれこれ20年以上TOEICを教えてきました。
L and R(リスイニングとリーディング、S &WU(スピーキングとライティング)など教えながら、自分も挑戦してきました。
自分でやってみると、いろいろなコツがわかるので、とてもためになります。
この夏休みはなぜか、個人のTOEIC授業で詰まっています。
最近は大学の方でもTOEICの授業をもっていますが、さすがにマンツーマンでないと、なかなか一人一人に細かいアドバイスができません。
私の個人レッスンでもみんなスコアアップしてきました。
最近の一番嬉しかったニュースは、あの熱心な大学の元教え子で、2か月前に個人でやり始めた子のこと。
ちょっと低いスコアだったんですが、100点上がった!と喜びの電話が!
あ、スコアアップは私や先生のおかげでは全然ありません。
本人の心の持ちよう、やる気、努力です。
いままでも、600から800近くになったとか、500なかったのに650超えた!とかスコアが伸びた人の特徴をまとめてみます!
1. いつまでに(何月のTOEIC)までに〇〇点目指す!
という目標を決める。短期勝負!
就活で必要、大学で上の学年に上がるのに必要、会社で取らないと昇進ができない!
など理由は様々ですが、真剣です。
2. 自分の弱点を見つける
これは多少先生の力もいるかもしれませんが、ある人は滅茶語彙不足、文法が抜けている、英語の音声がきちんと聴き取れないなどいろいろあります。
その100点伸びた学生は、語彙がなく、文法が弱いからと猛特訓を自分でしていました。
3. 1週間に一度の授業だけではすまさず、自主学習!
そうです。みんな、個人で努力しています。
やる気のある人は、「先生、毎日何をしたらいいですか?」と聞いてきます。
今一番印象に残っているのは、N大学の理科系の学部で、国立なのに英語があまり苦手。
センターでも点数がとれなかったという学生。理系の3年生だけど、4年にあがるのに780点とらないと進級できないとのこと。
一番最初の授業の後に、
「先生、毎日具体的に何をしたらいいか指示してください!」
これには驚きましたが、こうしたらいいと指示したら、真面目に毎日コツコツやり、あっというまに目標スコアに達しました。
4. 完璧主義でないこと!
真面目で完璧主義すぎると、間違えたくないので、サッサと問題をやり進めていかないといけないのに、考え込んだりしてしまう。
特にリスニングなど、聴き取れないところがあると、そこから抜け出せない。
いつもいいます。
「全部あっているなんて無理だから、分からなかったらスキップしてね!」
案外、まあいいや~と肩の力を抜いてやって人の方がスコアがよかったりします。
TOEICスコアで悩んでいる人が多いので、ちょっと書いてみました。
参考になれば幸いです。