よく外国人に、
「日本人と話すときに、日本語で、言ってはいけないNGな言葉とか、タブーとかあるかどうか」
と聞かれます。
一生懸命考えるのですが、この話題はだめだ!というようなトピックとか、この言葉使っちゃいけない!という日本語やシチュエーションがすぐに思い出せませんでした。
英語でいう、いわゆる”4 letter word”とか、使うとちょっとヤバイような表現はあまり日本語に見当たりません。
また話題も、常識的な範囲で考えて、あまり話さない方がいいというtopicもみつかりません。
同じように考えて、外国人と英語を話すと大変なことになります。
避けた方がよい話題その1
ともかくパーソナルな話題
男女問わず、その人の年齢とか、結婚しているかどうか、子供がいるかどうか?
誰かと付き合っているのか?などプライベートな話題は避けるべき!
勿論、すごく仲良くなってなんでも話せる仲になれば、ある程度OKでしょうが、それでも気を付けてくださいね。
避けた方がよい話題その2
身体的特徴など
あの人は太っているとか、小さいとか、どんな顔だとか、禿だとか、やはり失礼!
日本の間では漫才のネタになったりもしますが、これは気を付けたほうがいいです。
ずいぶん前に、テレビでとても太った歌手が海外から来日した際に、有名なタレントが司会をしていて、「おや~まあ、なんというか、でかいですね!」なんて言って、会場は爆笑!
通訳はどう通訳しようか真っ青だったという話があります。
避けた方がよい話題その3
政治や宗教の話
どこの党を支持するか?
〇〇大統領についてそう思うか?
どの宗教を信じているか?
日本だと、なんとくなく話すかもしれない話題でも、気を付けた方がいいです。
アメリカにいるときに、日本人のビジネスマンの集まりで、初対面のアメリカ人に対して、
「教会にいっているか?」
“Do you support president 〇〇?”
「〇〇大統領を支持しているのか?」
などと矢継ぎ早に、パーソナルな質問をして、顰蹙をかっている方を目にしました。
後でアメリカ人の友人に、
「彼らはなんと失礼なことを聞くんだ!本当にアメリカでビジネスをやっているのか?」
と言われてしまいました。気を付けたいですね。
避けた方がよい話題4
罵りことば
Fで始まる、”4letter word”を始め、相手を罵る言葉、特定の人種を卑下するような言葉も使わないように気を付けましょう。
どんな言葉なのか、ちょっとここで詳しく書くのは控えますが、ドラマや映画であまりにも頻繁に使われるので、真似してみようなんて思わないようにしてください。トラブルに巻き込まれます。
避けた方がよい話題5
言葉ではないですが、その人との距離
文化によりますが、日本はかなり人と接するときの距離が近いようです。
特に親しくなると、ますます距離が近くなる。
恋人や夫婦は別として、西欧人とは男女問わずあまり近づかないようにしましょう。
若い女の子など、よく手をつないだり、腕を組んだりしますが、これはやはり同性愛者と間違われるので気を付けましょう。
他にも国籍や文化によりいろいろタブーはありますが、私の知っている範囲で、特にアメリカンと接すると時のタブーについて書いてみました。