アメリカ人の肥満
大学の授業で、Obesity in the US.(アメリカの肥満)というYouTubeを
見せました。
学生たちもアメリカ人の肥満率には驚きましたが、でも
Dietに話が及ぶと、
I want to lose weight. (私も痩せたいんです)
多くの学生がいいます。
私も自分のことをスマートでナイスボディとは思いませんし
多分日本人のほとんどが、自分は太っていると思っているかも。
アメリカ人にそれをいうと、、目を真ん丸にして、
“Hh? Why? A lot of Japanese people think they are fat, but
they are not.
と呆れます。
私の体脂肪がどうのこうとか説明しても、そんなの肥満の中にはいらないと
しまいには怒り出します(笑)
確かに肥満の定義が異なるかもしれません。
やはりアメリカに行くと普通に太ります!
留学して帰ってきたら、真ん丸に太り、家族が気づかなかったと
いう話も聞いたことがあります。
今や肥満はアメリカのepidemicと呼ばれています。
米国人の肥満をこのまま放置すれば、10年後には国民の
50%以上が「肥満」と判定される――。
米ハーバード公衆衛生大学院(HSPH)のチームが最近の研究で、
こんな警告が発されました。
「
過去にほとんど例のない州レベルの分析では、10年以内に全米50州の全てで
肥満率が35%以上となり、南部や中西部を中心に計29州で50%を超えるとの
見通し」
中でもBMI35以上の「高度肥満」と判定される人の割合は、今のところ全米で
18%ですが、このまま進めば25州で25%を超えると予想されるとのこと。
「肥満」の人に「過体重」に分類される人を合わせると、人口の70%を超える、
つまり、米国ではいまや「普通体重」の人が少数派だそうです。
そうえいえば、大学に留学した時も、子連れで渡米した時も、
あっという間に体重が増えました。なぜこんなに太るのか?
☆まず歩く機会がない!
大学でのキャンパス生活なら寮に住み、図書館で勉強ばかり
しているので歩かない。
郊外に住むと、何をするにも車です。近くのスーパーでも車!
近所の友人に歩こうかな?と言ってみたら、危ないからやめたほういいと
言われました。
平和に見える郊外でも、フラフラ買い物に歩いていかないほうがいいらしい。
シカゴなど寒いと場所などは特に冬が外を歩けません!
その時万歩計でも持っていたら、その歩数の少なさに驚いたでしょう。
歩くのも、スーパーやショッピングのための店の駐車場からその
お店くらいでしたもんね。だからあえて歩道でパワーウォークやジョッギング
をしたり、ジムに通わないと絶対太ります。
子供たちもスクールバスで学校に行くし、放課後の習い事も
両親がドライブして連れて行くきます。どこに行くにも遠いし、
日本みたいに公共交通機関がそんなに発達していません。
☆食べ物の種類やその量
大学のカフェテリアなんか、太ってくださいと言わんばかりの食べ物
のオンパレード。ファーストフードみたいなものも多かった。
最近健康志向で変わってきているらしいけど、相変わらず
典型的なアメリカンフードが好きなアメリカンも多い。
子供の朝ごはんは相変わらず、砂糖のかたまりのようなシリアル
が多いです。
外食などしようものなら、その量は凄い!
3年前にNYへ, 去年にシカゴに20数年ぶりに訪れたときもそれは変わりませんでした。
サラダも3人でシェアしましたし、どでかいステーキは二人でシェアしても
余るくらい。
ただ昔に比べて、Whole foodとかオーガニック食品を取り扱うスーパーは
増えましたけど、まだまだ肥満は止まらない。
☆所得、食育の問題
高度肥満のリスクは特に女性、非中南米系の黒人の成人、
年収5万ドル(約550万円)未満の低所得層で大きいことが
分かっているということですが、貧困層などで肥満率が上がっている
背景としては、糖分の多い飲み物やカロリーばかりが高い食べ物の普及
、
安価なファーストフードをよく食べるということもあるようです。
それ以外にも、どれくらいのカロリーを自分が摂取しているのかしらない、
何をどう食べればいいのか?という食育の知識をあまり持たない人も多いようです。
こんなに肥満が深刻な問題ですが、やはり“デキル”人は太っていない
というのは本当のようです。
大学の同級生で、アメリカで起業した岩瀬昌美さんの著書
“できるアメリカ人 11の「仕事の習慣」”の中でも
「朝8時、できる男はジムにいる エリートにメタボなし」
と書いておられます。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO24477800R11C17A2000004?channel=DF111220173317&fbclid=IwAR2IfaLbHGnPBgmlpy9WICqmqlD3cEVphQUiBPquJMPL61HsYbWb_L8ZcKM&page=3
男性、女性でもかかわらず、やはり意識が高い人はコントロールしているのでしょう。
まあ、アメリカンほどではないですが、日本人もメタボが増えてきているし、
気を付けねばなりませんね。
アメリカはまだまだコロナで行けそうもありませんが、
近い将来アメリカに特に長期にわたっていかれる方は
肥満に気を付けましょう!
日本にいても油断なりません。
メタボにならないように、気を付けましょう。
ついでにダイエットのための英語です。
I am on a diet.(ダイエット中)
I should go on a diet. (ダイエットしなきゃ)
I need to lose weight. (体重落とす必要があるな)
I regained weight. (リバウンドしたんだ)
ABCDIFダイエット?
No alcohol, no bread, No complex carbs, no dairy, No extra dairy,
No extra sweets, No fat, No fruit
(お酒、パン、炭水化物、お菓子、脂肪、フルーツ全部だめ)
(これじゃ何も食べれない!!)
ちなみに”diet”という言葉は痩せるためのdietという
意味のほかに、食生活という意味もありいます。
I need to have a balanced diet. (いい食生活を送る必要がある)
やはり健康的に痩せるには balanced dietとregular exercise
必要ですね☆