英語を”読むコツ“について

英語を”読むコツ“について

先週は“会話のキャッチボール”というお話をしました。

さて、今日は“英語を読む”ということについてお話したいと
思います。

アメリカの大学院での授業で、あるESL(アメリカで
外国人ばかり集めて英語を教えるクラス)の先生(ここでは生徒)
が手をあげて、

「日本人の子(中学生)なんだけど辞書ばかり引いている。
どうればいいのでしょう?」

という発言をしました。

アメリカの英語教授法の大学院コースは、現役で小中高のESLの先生
をやっているアメリカンが多数いるので、

授業での直面したことなどをシェアして、クラスでディスカッション
することがあります。

それほど私たちはいまだにすぐに英語を読むときに辞書に
頼ったりする傾向があります。

というか、日本人の完璧主義的性格から、
一字一句理解できないと、

「あ~もうだめだ。わからない!」

と諦めてしまうのをよく見かけます。

いつも学生たちに言うのは、

「あなたたち、日本語で新聞読んだりするとき、
分からない言葉たくさんあるでしょ?」

「いちいちそのたびに広辞苑ひく?
英語も同じです。わかなくとも飛ばして読んでね!」

と何度も言ったりします。

それを聞くと、なるほどなあという顔をします。

日本人は英語を話したり、聴いたりすることはできないけど、
読んだり書いたりできる。。

と言われていますが、ちょっと怪しい気がします。

例えば、アメリカの大学では、“明日” の授業に備えて1科目
につき、20ページくらい読んでいかないといけない。

※大学やコースにもよりますが、アメリカの大学
でフルタイムの学生となると、1セメスターに
3科目から4科目だけとり、その科目を
一週間に複数回受けることがおおいです。

読んで理解きちんとしていないと、次の日の授業のディスカッションに
参加できないし、ちんぷんかんぷん。

全員が留学するわけではないのですが、時には、たくさんの英文を
読まねばならない時もありますね。

「ザッと大量の英文を読むためには、意味をある程度とりながら、
早く読まないといけない!」

これを説明するときにいつもこの私のアメリカの大学での
体験談を話します。

さて、どのようにしたら英語をスラスラ読めるようになるんでしょう?

読解戦略(Reading strategy)と読む力が向上するコツ

1. タイトル、挿絵、写真、図などからまずどんな話か予想する
(新聞なんてまさにこれですよね。写真とheadlineでわかる)

2. わからない単語や言い回しがあっても、よほどでない限り
辞書など引かず、文脈からguess(想像)する。
(もちろん重要なkey wordなどは抜き出しておいて書く必要があります)

これをやるとグーンと読めるようになりますよ。どんどん読み進んで
ください。

3. パラグラフごとに何が言いたいのかを考え書き留める
(これは日本語でOKです。ダラダラと長く書かずメモ程度に。
 あとになってよくわかる)

これはアメリカ留学時代、教科書の隅に日本語で書いてました。

誤解しないでいただきたいのですが、訳すのが“悪”だとはいいません。

最初の段階では、きちんと訳して理解するというステージも
大切です。

その後のことなんです。ある程度英語は読めるけど。。。というステージ
です。

あと裏技ですが、予備知識を日本語で読む!これもアリです。

例えば私は日本史がとても疎いので、日本語である程度少し
知識を得て英語を読むと、ものすごくスムーズです。

その他にも、

興味のある記事を読む。

これはあるリサーチでわかったことですが、
難易度に関わらず、その読み手の興味のある英文はなんと
読めちゃうんです。

「英語の問題集の英文つまらない!」

と高校生の受験生がぼやいていましたが、興味別の
読みものがあるといいですね。

とにかく習うより慣れろというのが大事かな?

歯磨きをするように、少しずつ英文を読む習慣をつけると
いいでしょう。

Japan Today News
https://japantoday.com/

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日本についての英文記事が読めます。

もうすでに予備知識があることが多いので読みやすいですよ☆

英語が読めると、様々なニュースや、日本語で読めない
ものも読めて世界が広がりますよ。

是非この機会に英語を読む習慣をつけてください。

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