小さいころから英語はいらない!
最近は英語の重要性が叫ばれ、ますます英語熱に拍車がかかっています。
0歳からの英会話。
2.3歳児から幼稚園児のための英語プレスクール。
子供のための英会話スクール。
そしておまけに小学校3年からの英語の必修化!
どんどんエスカレートしていきます。
でも、ちょっと待ってください。
まだ日本語もおぼつかない時から英語を詰め込んでも
あまり意味がないと思います。
まずは最初に思考があって、それから言語になるのです。
まずは母国語をしっかり理解して思考力を育てることが先では
ないかと思います。
確かにヨーロッパでは小さいころから数か国の言語を学んでるかも。
でも、ちょっとそれ違うと思います。
とにかく小さいうちに、外人(それもなぜか白人?)
がいるスクールに放りこめば英語が身に着く?
それでいいのでしょうか?
まずは日本語の本をたくさん読んで、
日本語で考えてものが言える
訓練をする必要があると思います。
私もアメリカで子育てをした時は、悩みました。
日本人学校もありました。でもあえて現地校にいれました。
それもバイリンガルプログラムのある小学校です。
アメリカではESLとバイリンガルのプログラムがあり、
ESLはとにかく全部英語!(Sink and swim method)(沈んで泳げ)
わからなくともオールイングリッシュでいけば身に着くというもの。
バイリンガルはその母国語を話す先生がいて、ある程度母国語を使い
英語を覚えるというもの。
私が通っていたアメリカの大学院の英語教授法権威の教授が
「もちろんバイリンガルのほうがいいに決まっている。」
と言われたこともあり、迷わずバイリンガルの小学校にいれました。
1年くらいでregular classに入れたみたいです。
小さい時に英語にふれるメリットはもちろんあります。
ますは発音がよくなることかな?
実際学生の中でも、小さいころ海外にいた子が英語を話すと
すぐにわかります。
でも発音は後からでも十分身に着きますよ。
あと他には、あえて言えば、外国人(いろんな国籍が望ましいけど)に慣れる
ことかな?
少なくとも、外国人に話しかけられた時に、
「NO ENGLISH!」
と言って逃げていくことはないはず(笑)
誤解しないでいただきたいのは、小さいころから英語を
勉強させるな!という意味ではありません。
母国語をおろそかにしてはいけないという事です。
日本語で、自分の考え述べての討論、スピーチ、きちんとした作文
ができなければ英語では当然読めません。
同じく読むこともそうです。
小さい子が準一級を取ったという話を聞くと、日本語でも本当に
その文の意味が把握できる天才児なのかな?と思います。
だから焦らなくてもいいと思います。世の中のお父様&お母さま☆