英会話のクラスというものが存在しますが、
「英会話」とは一体なんぞや？と思う事があります。

まあ、”Hello. How are you?”とか
“What do you do?”
“I am a college student.”
など必要最小限な英語での会話のことを指しているのでありましょう。

でも考えてみれば、それはとても表面的なものですね。
中身がない！
勿論、会話を成り立たせるためには、マスターすべき必要最小限の表現などあるでしょう。
でも本当に大事なのは、話す中身なんです。

日本人はとかく、英語をできるだけネーティブに近い発音で、ペラペラ～と流暢に英語を話すことに憧れがあるようです。
そして、英語を話すときに何も間違えたくない人だらけ。（恥ずかしいから）
文法のミスをすると恥ずかしいし、なまりのある英語を話すのも恥ずかしい！
だから英語がちっとも上達しない！

アメリカの大学や大学院に行くと、いろいろな国からの留学生がいます。
彼らは、なまりがあろうと、文法がちょっと間違おうと、堂々と意見を述べます。
そして、やはり注目されるのは その「話す内容」です。
海外では、その人の英語の発音がネーティブのようだろうが、そんなこと評価されません。
要するに内容が大事なんです。

でも果たして日本語でも意見を述べられるかというと、これも疑問です。
小さいときから、意見を述べるという訓練を受けてないせいか、大学の授業で、日本語で意見を求めても、きちんとした意見を堂々と述べる学生は少数です。

ちゃんと自分の考え、意見を持ち、まずは日本語で言えるようにすることも大事です。
それができないといきなり英語でもできませんね。
モゴモゴ言っている学生に、
「あなたたち、就職の面接でそんなことじゃどこも入れないよ！」
と脅かすとピクッとして、いきなり話し始める学生もいますけど（笑）

いわゆる、英語でどう話すかという勉強も大事ですが、何を話すか？
という知識や広い見聞を持つことはとても大事です。

なまりがあろうと、文法が間違っていようと、堂々と主張しましょう☆
そして、時事問題や、日本の文化、歴史などいろいろな事柄についての正しい知識を得る努力をするといいですね。

頑張りましょう！