TOEICの問題集から英会話表現を学ぶ

TOEICのリスニングにはいい問題が沢山ありますが、Part2は特に英会話表現の勉強になります。

Part2はご存じの人も多いと思いますが、全25問の応答問題になっています。
流れてきた音声に対して、もっとも適切な返答を3つの選択肢から選ぶ問題です。
問題文と3つの選択肢は問題用紙に書かれておらず、再生も一度のみになります。

そして、正しい返答を選ぶには、問題の最初の疑問視、
”what” “how long” “where” “when“ ”why” “How often“ などが聞こえれば、かなり正しい返答を選ぶことができます。
そして、その返答は、ありきたりの答えではなく、実にバラエティーに飛んでいます。

例えば、

“Shall we go out or eat at home?”
「外に行こうか、家で食べようか?」

という質問に対して、普通なら、

”Let’s eat at home.”
「家で食べようよ」

とか選ぶのでしょうが、正解が

“Which is less expensive?”
「どちらが安いのかな?」

だったりします。

日本語でもそうですよね?
質問に対していろいろな答え方があります。英語も同じ!
このような返答の仕方がバラエティーにとんでいて、実際によく使われそうな表現が多い。

私は英会話のレッスンをする時に、生徒さんにこのPart2の質問をして、そのレスポンスの仕方を覚えてもらったりしています。

例えばですよ、

”Do you know who the next chairperson is?”
「誰が次の議長になるか知っている?」

〇〇さんでしょう。。ではなくて、

“It hasn’t been announced yet.”
「まだ告知されていません。」
“He is an outstanding student.”
「彼は本当に素晴らしい生徒だ」

に対して

“You can say that again.”
“I couldn’t agree more.”

両方とも、

「まさにそうだよね~」

という意味。

“How did the presentation go?”
「プレゼンどうだった?」

に対して

”It couldn’t have been better.”
「最高だったよ~」
“How about going out for lunch instead of eating in the cafeteria?”
「カフェテリアでたべるより、外でランチ食べない?」

に対して

“I have a 〇 o’clock meeting, so that won’t work today.”
「今日は〇時のミーティングがあるから、無理です。」
“When would the next financial report be coming out?”
「いつ次の財務報告書が公表されるの?」

に対して「いつ」とは言わないで、

”John would know that.”
「Johnがそのことを知っているでしょう。」

または

”I honestly have no idea.”
「全然見当がつきません」

このように、いろいろなレスポンスがあるということを学習してもらって、実際にこのような質問をして答えてもらうという練習も効果的です。
ちゃんと質問を聞き取り、きちんと答えられるか?
TOEICの問題集の正解の答えではなくてもOK!
そんな練習をすると効果的です。

TOEICの問題集は、ただテストのために解くだけではもったいない。
とてもよく使う、実用的な表現がゴロゴロあります。
是非もっともっと活用しましょう!

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